東急電鉄は、東急新横浜線開日の3月18日から鉄軌道旅客運賃を改定する。鉄道対キロ区間制の路線の初乗り運賃は、現状126円のところ3月18日以降は140円に値上げ。
例えば、渋谷~自由が丘は157円から180円、渋谷~武蔵小杉は199円から227円(どちらもICカードでの乗車時)となる。また、均一制の世田谷線はIC運賃・きっぷとも160円となる。

●初乗り運賃がアップ 他社比較で低運賃は変わらず
 新線建設などにかかった設備投資費用の一部を乗客に負担してもらうため、3月18日に開業する東急新横浜線新横浜駅~新綱島駅の区間、または同区間と他の区間とにまたがって乗車する場合には基本運賃に加え、大人70円を加算する。通勤定期・通学定期についても同様に加算運賃を適用し、加算額は通勤定期(大人1か月)が2620円、通学定期(大人1か月)が970円。東急新横浜線を含む運賃例は、渋谷・目黒~新横浜でIC運賃358円、日吉~新横浜で同250円など。
 なお、旅客運賃改定日前の3月17日までに発売する定期乗車券などは、旅客運賃改定日の3月18日以降に利用する場合でも改定前の旅客運賃で購入できる。
また、旅客運賃改定日以降であっても、その有効期間内はの有効区間内の別途運賃を支払うことなく乗車が可能となる。ただし世田谷線の回数乗車券は、改定後の運賃との差額を支払う必要がある。
 東急電鉄では、東横線・目黒線・田園都市線・大井町線・池上線・東急多摩川線にて実施するダイヤ改正に関するポイントをまとめた冊子『2023年3月18日(土)ダイヤ改正』をウェブサイトで公開中。駅でも同内容の冊子を配布している。また、相鉄・東急新横浜線開業に向け、開業を記念するヘッドマークと「相鉄線・東急線つながる」ロゴマークを車体に掲出した列車を2月26日から順次運行する。

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