23年2月4週、VR・ARゴーグル市場におけるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の販売台数シェアが89.2%まで上昇した。2月22日発売のPlayStation VR2(PSVR2)が貢献している。
家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」で明らかになった。

 PlayStation 5(PS5)専用のPSVR2は、予約開始から好調なスタートを切った。予約を開始した1月26日を含む1月4週の時点でSIEは早くもシェア74.9%を記録。エレコム、Meta Platforms、Pico Technologyの3社をごぼう抜きして、20年6月22日週以来135週ぶりに首位を獲得した。その後は4割前後のシェアで推移していたが、発売日の2月22日を含む2月4週にシェアが再度急上昇。9割目前の89.2%に達した。
 PS5本体必須のPSVR2は、当面ゲーム用途が中心。売り上げの維持、拡大には、PS5本体の普及とPSVR専用コンテンツのラインアップ拡充が不可欠だ。しかし、他のVR対応サービスなどとの連携が進めば、さらなる需要も期待できそうだ。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
<% bcn_video1 %>
【関連記事】
【実売データでわかる売れ筋ランキング(1位~50位)】(毎週木曜日更新)
GB単価下落続く内蔵SSD
電子ピアノでヤマハが3年ぶり首位、市場は特需の反動で低迷
携帯オーディオ市場、3年で規模は3分の1に減少するも高価格帯にシフト鮮明
液晶テレビ市場でTCLが初めてソニーを逆転、小型&低価格で攻勢
編集部おすすめ