日本郵便は3月23日に、ACSLのドローン「PF2-CAT3」を使用した、奥多摩町への荷物配送を試行する。

●日本初の補助者なし目視外飛行
 同試行は、2023年3月17日付で国土交通省航空局から飛行の承認を取得したことを受けて、新たな取り組みとして郵便局から実証場所の配送先地区に在住する受取人宅へ、第三者上空(有人地帯)を含む飛行経路での補助者なし目視外飛行(レベル4)を、日本ではじめて行う。

 飛行区間は奥多摩郵便局―配達先間の往復で、飛行時間帯は9時~17時。1.0kg以内の荷物を搭載し、高度20m~145m、最高時速36kmで飛行する。
 なお、今回の試行ではACSLと連携して、国による「第一種機体認証」を取得した機体を、「一等操縦者技能証明」を保持する操縦者が、新たな運航ルールに従って飛行させることで、これまで以上の安全性を確保している。
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