●ソフトウェアのアップデートは2023年11月まで
スマホ事業を終了する理由について「総合的に検討した結果、ほかの事業に注力するべきと判断した」とする。
ソフトウェアの定期的なアップデートは23年11月まで提供を予定。その後も致命的な脆弱性などが見つかった場合は、対応を検討する。SIMフリーモデルとソフトバンクモデルの修理受付は、26年9月30日で終了予定となる。
バルミューダ製アプリの使用については、これまで通り利用できるが、「サポートを終了する際は、十分な日程をもって事前に告知する」とする。
メモのデータの別端末への移行について、BALMUDA Memoに保存したデータはGoogleドライブにバックアップできるが、BALMUDA Phoneのメモアプリ以外にデータを戻すことはできない。
スケジューラのデータの別端末への移行は、ユーザーがスケジューラアプリと連携したGoogleアカウントやMicrosoftアカウントに紐づいているため、同じアカウントでログインすることでデータ移行(同期)できる。
ただし、カテゴリーアイコンや重要度などはBALMUDA Schedulerにしか反映されない。BALMUDA SchedulerはGoogle Playから単体でダウンロードできるため、別端末にインストールすることで全データを引き継げる。BALMUDA Schedulerの提供、サポートは今後も継続する予定だという。
「BALMUDA Phone」は、寺尾社長が10年ぶりに自らプロダクトのデザインを担当し、こだわりを詰め込んだスマートフォン。
「河原に落ちている石」をモチーフにしたデザインや、ジーンズのように使うほど味が出る素材加工、あえて4.9インチという小型サイズへのこだわり、手になじむグリップ感、曲線だけで構成される人間工学に基づいた設計などを全面にアピールしていた。
携帯端末の開発中に得た数々の発見と知見は、今後提供する製品の新たな価値に反映させていきたいとする。(BCN・細田 立圭志)
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