PDAと言ってもピンとこない人もいるだろう。PDAとはPersonal Digital Assistantの略といっても、なんのことだか想像できないのではないだろうか?簡単にいうと、スマートフォンから通信機能を取っ払った製品だ。
そのPDA市場の2002年2月第2週について触れた記事を振り返ってみる。

 まず、メーカーシェアについて。パームコンピューティングとソニーが首位争いを繰り広げていた。パームコンピューティングは2001年12月から複数回に亘り価格改定を行ったことで、需要増につながったと当時の記事には記載されていた。
 では、それぞれの売れ筋をみていく。パームコンピューティングは「Palm Computing m100 日本語版」、ソニーは「CLIE PEG-T600C」がそれぞれのシェアをけん引。他にも東芝「GENIO」やNTT docomo(製造はNEC)の「Sigmarion2」、シャープの「Zaurus」などが上位にランクインしていた。パームコンピューティングやソニーの機種はPalmOSが搭載されており、他にWindows CE系列のPocketPCやHandheldPCを搭載する機種もあった。
 最後にOS別の販売台数構成比。PalmOSが61.4%、Windows CE系列が25.7%、その他は12.9%だった。上位メーカーのパームコンピューティングとソニーがPalmOSを搭載していたので、かはんを占めている。その他にはザウルスOSを搭載していたシャープのZaurus等が含まれている。

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