●インドアゴルフの本場・米国の富裕層のトレンドがついに日本にも!?
世界で最もゴルフ人口が多いとされる米国では、ゴルフに加え、インドアゴルフの人気も高まり、富裕層の間で、自宅にゴルフシミュレーター(費用相場:リフォーム込みで700~1000万円程度)を導入することがトレンドとなっている。こうした背景から、米国ではインドア型のシミュレーションゴルフ用途に特化したBenQのレーザープロジェクターの売れ行きが好調で、日本円で約70~80万円という高価格帯ながら、直近2年間で合計8000台、約30億円の売り上げとなった。
日本においても、24時間フィットネスジム併設やeスポーツ施設内の専用コーナーなど、さまざまなスタイルのインドアゴルフ施設が開業し、施設数は右肩上がりに増えている。また、米国と同様に、日本の富裕層の間でも自宅にゴルフシミュレーターを導入する人が増えつつあるという。
このシミュレーションゴルフに特化したゴルフ用プロジェクターとして、ベンキューは今年4月28日に新製品「LK936ST」を発売した。
新製品は短焦点レンズを搭載し、インドアのゴルフシミュレーターに最適なRec.709 92%をカバーした広色域で最大5100ANSIルーメンの高輝度を備えた4K UHDプロジェクター。高精細な4K解像度に加え、世界初といえるBenQ独自のゴルフモードを搭載しており、ゴルフコースの生き生きとした芝生の緑色、澄んだ空の青色を鮮明に再現し、33msの応答速度でゴルファーのショットに反応する。
説明会では、一般的なプロジェクターとゴルフ専用プロジェクターでどのような違いがあるのか体感してもらうため、スペシャルゲストとして、ツアープロでもある日本バーチャルゴルフ協会(JVGA)理事長の柏木勝人さんを招き、柳原さんとともに実際にプレイした。画面上下に黒の帯が生じている通常焦点のプロジェクターと比較して、ゴルフ専用の短焦点プロジェクターでは画面いっぱいに表示が広がり、インパクトスクリーンを見るだけで、まるでアウトドアのゴルフコースにいるかのような臨場感ある。さらに双方で1打ずつ打った柳原さんは「高さがあるだけで臨場感がまるで全然違う。遠近感があるので実際のホールのようにのぞきこんでしまった」と驚きの声をあげた。
デジタル技術を活用したシミュレーションゴルフは、フォームの確認や計測数値の確認がしやすいといった従来のゴルフにはないメリットがあり、新たなスポーツ文化として受け入れられるよう活動するJVGAの理事長である柏木さんは、進化したプロジェクターが話題になり、「ゴルフをはじめるきっかけやゴルフ人口の増加につながれば」と期待を語った。
高精細・高速応答にもかかわらず、レンズシフトや3D台形補正で設置の柔軟性が高く、ゴルフシミュレーターの映像をインドアゴルフ専用のインパクトスクリーンにフルサイズで映すことが可能。さらに、低発熱・メンテナンスフリーで24時間稼働可能といった特徴をもつLK936STは、シミュレーションゴルフのほか、企業のロビーやイベント会場、ホテル、公共ホール、博物館の展示といった法人・業務用途でも利用可能。「アメリカザリガニ」の平井さんは、ゲーム目的での導入に興味を示していた。
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