シャープは6月20日に、清潔・節水を実現する独自の「穴なし槽」シリーズから、お手入れの手間を低減する「ラク家事」機能を搭載した全自動洗濯機「ES-SW11J」(洗濯容量11.0kg)と「ES-SW10J」(洗濯容量10.0kg)の2機種を発売する。どちらも価格はオープン。


●「液体洗剤・柔軟剤自動投入」機能を新たに10kgモデルにも搭載
 「ES-SW10J」には、これまで洗濯容量11kgモデルやドラム式洗濯乾燥機で採用していた「液体洗剤・柔軟剤自動投入」機能を新たに搭載した。粘度の高い液体洗剤や柔軟剤を使用しても、投入経路が詰まりにくいウォーターポンプ方式を採用しているため、6カ月に1回程度のお手入れだけで使用できる。
 自動投入に対応する液体洗剤は56銘柄、柔軟剤は51銘柄から選択が可能で、使用する液体洗剤や柔軟剤を「COCORO WASH」サービスから登録すれば、洗濯物に応じた適切な量を自動で投入してくれる。また、補充のタイミングは、タンク内の洗剤・柔軟剤の残量を検知して、「COCORO HOME」アプリを通じてスマートフォンに通知される。
 洗剤・柔軟剤は、アプリからオンラインショップにアクセスして購入できるほか、Amazonが提供する自動再注文サービス「スマートリオーダー」によって、残量に応じて自動的に再注文が可能となっている。
 「ES-SW11J」「ES-SW10J」ともに、洗濯物に直接触れるパルセーターや投入口部分(バランサー)、糸くずフィルターの樹脂部分には、Ag+成分を配合した「槽の樹脂まるごと抗菌・防カビ加工」を施しており、細菌やカビの繁殖を抑制して洗濯槽を清潔に保てる。
また、槽の底裏にはカビが付着しにくいステンレスを採用するなど、清潔性を追求した。
 独自の「穴なし槽」は、洗濯槽と脱水槽の間に水が入らない構造によって、1回の洗濯で約35Lのムダな水を節約できる。また、洗濯槽の外側や底裏についた黒カビや汚れが槽内へ侵入するのを防げるので、清潔な水での洗い・すすぎが可能となっている。
 そのほか、水流によって洗濯物をかくはんして汚れを落とすセパレーターに、独自の生物模倣技術「ネイチャーテクノロジー」を活用した「パワフルドルフィンパルNEXT」を採用するとともに、上手な洗濯のコツやアドバイスなどを知らせる音声発話機能なども搭載する。
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