*全3回連載。第3回は「ふ」~「わ」のファッション誌専門用語です。
本来はかつてアメリカ東部の名門8大学の学生に「アイビー」に影響を受けた子息たちから生まれたトラッドのひとつ。転じて伝統的な洋服や古着を上品に着こなすことの総称にもなっている。
[別注]
他社の既製品に対し、色や素材を変更してもらうことで自社の独自性を出し、それを限定品として販売すること。一方コラボレーションは互いが対等な関係で、ある商品を共同で開発することを指す。
[ボタニカル]花や植物などの柄を指す。写真、イラストどちらで表現されてもボタニカル柄という。
[マット]表面に光沢のない素材や質感のこと。またそのようなツヤを消した状態のことを指す。対義語はシャイニー。
[ミニマム]装飾の多い派手なファッションとは違い、シンプルさを追求すること。またそのようにまとめること。
[モディファイ]現代風に、今っぽく仕上げること。
黒、白、グレーなど単色、あるいは明暗や濃淡で表現した色使いのこと。ちなみにワントーンは、それ以外の色も含めた単色使いのことを指す。
[ラギッド]
武骨で眼鏡、力強く男っぽいファッションのこと、またその雰囲気。アメリカでよく使われる表現で、カウボーイなどタフな男らしいファッションを象徴する。
[リジッド]防縮加工を施していない、未洗いの状態のジーンズを指す表現。ノンウォッシュや生デニムなどとも言われる。
[ルック]ファッションスタイルのこと。またその見た目のようすのことを指す。かつてのアイビールック、などと使われた。
[レタード]直訳すると「文字入り」。ファッションでは主にカーディガンやジャケットなどの胸元に大きく張付けられた、アルファベットのパッチワークをのことを指す。
古風な、ちょっと懐かしさのあるファッション。古着のようにクラシックのような蘊蓄(うんちく)がなくても、なんとなくそういう雰囲気を感じさせるときに使われる。
[ワントーン]単色で表現されたファッションのこと。またブルー×ネイビーのような類似色の場合、濃淡で表現されている場合はワントーンではなくグラデーションと呼ぶ。