
1日(現地時間)、イランがイスラエルにミサイルを発射し、中東情勢の緊張が高まる中、米国株式とビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)が一斉に急落しているのに対し、国際原油価格と代表的な安全資産である金価格は急騰している。
●米株一斉下落、ナスダック1.53%下落
ニューヨーク市場でダウは0.41%、S&P500は0.93%、ナスダックは1.53%それぞれ下落した。
●ビットコイン5%急落
2日午前5時50分、グローバルコイン相場中継サイトであるコインマーケットキャップでビットコインは24時間前より4.86%急落した6万586ドル(約8714万円)を記録している。ビットコインが6万1000ドル(約8774万円)が崩壊したのは、去る9月18日以来のことだ。ビットコインが急落すると、時価総額2位のイーサリアムは6.55%、5位のソラナは7.42%急落するなど、暗号資産が一斉に急落している。
●国際原油価格は一時5%急騰
国際原油価格は、取引中に一時5%以上急騰するなど一斉に上昇している。ニューヨーク商品取引所で西部テキサス産重質油(WTI)先物は前取引日より3.70%急騰し、1バレル当たり70.69ドル(約1万円)で取引されている。
●金価格も過去最高水準
世界最大の金先物取引所である米国コメックス(COMEX)で取引される金先物は、前取引日より0.81%上昇した1オンス当たり2680.90ドル(約38万円)を記録している。