吉本興業は所属するお笑いコンビスリムクラブ真栄田賢内間政成が暴力団関係者の会合で“闇営業”を行っていたとして、2人を無期限の活動禁止処分にした。吉本といえば今月24日に、詐欺集団へ同じく闇営業していたとして宮迫博之雨上がり決死隊)や田村亮ロンドンブーツ1号・2号)ら計11人の所属タレントを謹慎処分にしたばかりだった。

「今月初めに宮迫たちの闇営業について週刊誌『フライデー』(講談社)がスクープして以降、週刊誌各誌には半グレや暴力団OB周辺の筋から、タレントの闇営業に関する情報や写真が、真偽が定かではないものも含めて多く寄せられています。情報を持ち込む人たちの目的は、謝礼目当てであったり、その芸人になんらかの恨みがあったりと、さまざまですが、今後しばらくは毎週のように“反社と芸人の交際”が報じられるでしょう。

 ちなみに、20~30年くらい前のまだ週刊誌が羽振りの良かった時代は、外部からの持ち込みのスクープ写真などに数十万円、ときには100万円以上が支払われることもありましたが、今は基本的にはどこの媒体も、外部からの情報提供に対して謝礼は払わないという方針を、体面上は保っています。なので、おカネ目的なら期待外れとなる確率が高いですね」(週刊誌記者)

 そしてマスコミの“次のターゲット”になるのではとみられている芸人について、別の週刊誌記者は語る。

「吉本所属で3~4年前に大ブレイクした、お笑いコンビのボケ担当のほうです。某お笑いコンテスト系の番組で一気に人気に火が付き、お決まりのギャグのフレーズも有名になりましたが、最近はテレビで見る機会も減りました。また、同じく吉本所属でかなり個性的な漫才で知られるお笑いコンビも、危ないんじゃないかといわれています。このコンビはテレビに出る機会が少ないこともあり、闇営業で荒稼ぎしていると芸人の間では有名です」

 気になるのはスリムクラブの今後についてだが、テレビ局関係者は語る。

「宮迫や田村らが闇営業した相手は、反社勢力とはいえ振り込め詐欺グループで、そのメンバーは半グレや暴力団OBなどです。そして2人が証言しているとおり、本当に反社勢力だと知らないまま、吉本の後輩だったカラテカの入江(慎也)に頼まれて出演しただけだった可能性もある。一方、スリムクラブの場合、相手は完全に暴力団で、本人たちもそれを認識していたようなので、悪質さは宮迫たち以上です。さらに宮迫や田村と比べれば、会社にもたらす売上は小さく、吉本も無理してまでスリムクラブを復帰させようと動くとは考えにくい。

詳細を報じる明日発売の『フライデー』でも、ゴリゴリの暴力団員に囲まれてハシャいでいる写真が掲載されるそうなので、復帰は絶望的でしょう」

 芸人の闇営業の“闇”は、どこまで広がっているのだろうか。

(文=編集部)

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