1日に発売された、歌手・浜崎あゆみへの取材をもとに書かれた小説『M 愛すべき人がいて』(幻冬舎)で、浜崎が過去にエイベックス会長・松浦勝人氏と交際していたことを明かし、話題を呼んでいる。

 浜崎の大ブレイク前に連続テレビドラマで共演したことがあるという女優の遠野なぎこは、7月31日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)内で「ただの痛い人になってしまったなっていう印象で……。

残念だなって思います」とコメント。

 矢作兼(おぎやはぎ)は1日深夜放送のラジオ番組『おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ)内)で、「『M』って有名な歌があるんだけど、この『M』が松浦さんの『M』ってことだったってことで。この『M』との出会いが17歳で、(当時人気ディスコだった)ヴェルファーレのVIPルームっていう。どんだけチャラいんだよ、これ。ヴェルファーレのVIPルームで出会ってる恋っていう時点で、もうさ、最初のスタートが面白いもん」と笑い話に。続けて、矢作は自身がヴェルファーレのVIPルームに行った経験を振り返りつつ、「純粋な人間は1人もいなかった」と“平成の歌姫”をすっかり笑いものにした。

 なぜ今になって浜崎は自身の“告白本”を出すに至ったのだろうか。スポーツ紙記者はいう。

「浜崎は今もツアーなどライブ活動は精力的に行っていますが、ここ数年は新曲の制作が低迷気味。2014年には15年連続出場していた『NHK紅白出場』の“卒業”を宣言しましたが、実際はヒット曲がなくて出られなくなっただけです。昨年出したミニアルバムも不発で、私生活でも14年に結婚した大学院生の米国人と16年に離婚して以降は、あまりいい話は聞こえてきません。また、所属するエイベックスも、一時代を築いた浜崎や倖田來未のような時代をけん引する次世代のアーティストが育っておらず、手広く事業を展開しつつも以前の勢いはなく、経営が厳しくなりつつあるといわれています。

 そうした状況のなかで、浜崎は松浦さんへの恩返しの意味もあって、もうひと花咲かせようと意気込んでいるようです。今回の小説は本業復活に向けた序章のようなもので、いろいろと嘲笑を集めてしまっている面はあるものの、とりあえず話題になったという意味では、ひとまず成功といえるのかもしれません」

 また、テレビ局関係者はいう。

「業界では浜崎と松浦さんが昔付き合っていたというのは、“常識レベル”の有名な話。『何を今さら……』というのが業界内の反応です。完全に話題づくりのためとしか考えられず、痛々しいという感想しかないですね」

“告白小説”が、浜崎とエイベックスの再起に向けた序章であるとすれば、その売れ行きが注目される。
(文=編集部)

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