アイドルグループ「KAT‐TUN」の元メンバーで歌手の赤西仁が8月29日、自身のツイッターを更新し、同日発売の「週刊新潮」(新潮社)によるハワイ移住報道を否定した。「新潮」は、以前から海外志向が強くハリウッド進出を目指す妻の黒木メイサが、赤西と2人の子供と一緒にハワイに移住することを決めたと報じていた。
「新潮」の取材に対し、黒木の事務所は「移住は広告の契約期限と関係なく、社長とご家族が話し合って進めてきた話で、まもなくハリウッドの仕事も決まる予定です」と認めるコメントを出しているが、なぜ赤西は怒りを露わにしているのだろうか。テレビ局関係者は言う。
「2人が結婚した時から、赤西と黒木の事務所の関係はこじれています。女優としてこれからという時に黒木が結婚することを、事務所が手放しで喜ぶはずはありません。赤西は結婚という一大事を、当時所属していたジャニーズ事務所に事後報告するという前代未聞の強硬手段に出て、これがジャニーズ退所の大きな原因になりました。
当時、黒木の事務所は、結婚と妊娠がなければ見込めた売上を試算し、その金額を黒木の収入から賠償させようとしたが、これに腹を立てた赤西が事務所の社長に直談判しに行ったといわれています。これがきっかけで、以降、赤西は黒木の事務所に不信感を募らせていたようです」
また、スポーツ紙記者は語る。
「スイートパワーは、俳優の山本耕史とのスピード結婚を機に、屋台骨へと成長していた堀北真希を引退というかたちで失い、稼ぎ頭だった桐谷美玲も三浦翔平と結婚し、仕事量を減らさざるを得なくなった。黒木は子育てもあり実働が減っているものの、手放したくないのが本音でしょう。黒木のご機嫌をとりながら、まだまだ活動してほしいのは当然です。そんなスイートパワーにとって、行動力がある赤西は疎ましい存在のようです。
今回のハワイ移住報道についていえば、事務所が黒木との間で合意がないまま、あのような移住を認めるコメントをするとは考えにくく、もしかすると、黒木と赤西の間できちんとした合意が取れていないなかで、黒木と事務所が先走ってしまったという可能性も考えられます。いずれにしても、赤西が『新潮』ではなく、スイートパワーを名指しで批判していることが、黒木の事務所との因縁がいまだに解消できていないことを物語っています」
長年の確執は、簡単には消えないようだ。
(文=編集部)