人気アイドルグループ・関ジャニ∞からの脱退、そして所属するジャニーズ事務所の退所が発表された錦戸亮。
「僕なりの形で、僕なりのエンターテイメントとは何なのかを、改めて考え、これからも発信し、恩返しできるよう努めていきたいと思います」などとファンクラブサイトのなかで思いを語っている錦戸だが、脱退発表前日の4日にはジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏のお別れ会が行われていただけに、なんとも事務所との“温度差”を感じさせる辞め方となった。
「3日まで行われていた関ジャニの5大ドームツアーの最終日は、これまでの関ジャニの歴史を振り返るようなセットだったこともあり、近いうちに何か発表されるではという噂はありましたが……。ただ、それがジャニーさんのお別れ会の翌日で、さらに事務所を辞めるとまではジャニーズ担当の記者も予想していませんでした」(芸能記者)
昨年以降、多くのメディアが錦戸の関ジャニ脱退や事務所退所の可能性について報じてきたが、事務所は口を閉ざし続けていた。「事務所は懇意にしている一部メディアの記者には、『グループは脱退するが事務所は絶対に辞めない』と言っていたんです」とは、事務所の内情に精通するメディア関係者だ。
「ジャニーズの担当者は錦戸の退所説について聞かれると、一時は記事の掲載をしないように求めていましたが、最終的には『グループ脱退はありだが、事務所退所はない』と明言して、記事の掲載にGOを出していました。『今後は事務所所属のまま俳優としてやっていく』とも言っていたので、メディア側も錦戸が事務所に残ることは間違いないと思っていたんです。その担当者は嘘をついてまでこちらを欺くことはないので、よほど錦戸の残留には自信を持っていたのでしょう。
逆に、そこまで事務所に言わせておきながら説得に耳を貸さなかった錦戸に、事務所が激怒していることは容易に想像できるし、今後はテレビの世界で活躍できる状況になるのか、疑問ですね」
一部では錦戸が音楽の道に進むとも伝えられているが、「それはやはりジャニーズを敵に回した以上、今後はテレビでドラマなどに出演することは難しいと考えているからではないでしょうか。それよりジャニーズ時代から仲の良かった赤西仁が、好きな音楽で、しかも退所後はジャニーズ時代よりも稼いでいるのをみて、同じような生き方を選んだのだと思います」(同)
「今回の件で、事務所は相当、錦戸に対して怒っている。その事情を知っているテレビ局が、錦戸を使うことはない。“干される”のは確実でしょう」(テレビ局関係者)との声も聞かれるなか、今後、錦戸をテレビの世界で見る日は来るのだろうか。
(文=編集部)