2021年放送のNHK大河ドラマが、明治時代の実業家・渋沢栄一の半生を描いた『青天を衝け』に決定し、主演が俳優の吉沢亮に決定した。

 同作のキャスティングは、20年に放送される『麒麟がくる』のキャスティングが決定した直後に始まったということだが、若手俳優が大河の主演を務めることは珍しく、まさに大抜擢といえる。

「20代の男優が大河の主演を務めるのはかなり稀。同世代であれば菅田将暉三浦春馬山崎賢人など有力候補がたくさんいるなか、吉沢は主演の座を勝ち取ったわけですし、事務所の相当な期待が感じられますね。今回の主演が決まったのは、現在放送中の朝ドラ『なつぞら』で山田天陽役の吉沢が大反響を呼ぶ前でした。吉沢は大河起用を視野に『なつぞら』でNHKから試されたわけですが、結果として“天陽ロス”を巻き起こすほど話題を呼び、“合格点”を得ました。業界での吉沢の評判もかなり上がっていますが、本人も大河の主演は予想していなかったようで、発表会見では不安そうな顔をしていました」

 そんな飛ぶ鳥を落とす勢いの吉沢だが、週刊誌記者は「プライベートの情報がまったくといっていいほど入ってこない。相当なインドア派」だと嘆く。

「ある週刊誌では、吉沢が映画のイベント後に誰かと合流するのではないかと張っていたが、まっすぐ家に帰り、その後も外出することなく終了。そういった行動が何度か続き、追うのをやめたといいます。飲むのも自宅がいいようで、生粋のインドア男子なんです。撮影でロケも多いし、いろんな場所に行くのは仕事で十分だとか。熱愛報道も一切ないですね。もちろん合コンも行くようなこともなく、狙った女の子とはグループ交際はせず個人で攻めていくので、周囲は気づかないという話も聞きます。

そんな吉沢のプロ意識は、事務所の先輩である福山雅治にそっくりです」

 吉沢に限らず、最近の若手俳優は“マスコミに撮られない努力”をしているようだ。

竹内涼真が彼女と何度も写真を撮られたせいで、人気にかなりの影響が出たそうです。それを反面教師に、吉沢をはじめとする同世代の俳優らは相当日頃の行動に気を使っているようです。以前は若手俳優らの間でよく行われていたモデルとの合コンも、鳴りを潜めています」(前出と別の週刊誌記者)

「もっとも、吉沢の所属事務所アミューズとNHKの関係は強く、今回の大河抜擢もかなりアミューズ側がゴリ押ししたという話も聞きます」(テレビ局関係者)という声も聞こえてくるが、大河でぜひ成功を収めてほしいものだ。

(文=編集部)

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