12月7日スタートの連続ドラマ『悪魔の弁護人 御子柴礼司 -贖罪の奏鳴曲-』(フジテレビ系)に、タレントのベッキーが出演することが決定した。6年ぶりの連ドラレギュラー出演となるが、ベッキーの起用について賛否両論が巻き起こっている。

 同ドラマは作家・中山七里の小説を原作に、俳優の要潤が弁護士・御子柴礼司役で主演。ベッキーは御子柴法律事務所の事務員・日下部洋子を演じる。ドラマ公式サイトにて彼女は、「『ようやく弁護士ものの依頼が来た!』オファーを受けたときは喜び、台本を開いたら、事務員役でした(笑)」とコメント。洋子について「すごくまっすぐな心を持っていて、一生懸命で、人の心に寄り添う人です」と語った。

 公開されたビジュアルでは、黒で統一した衣装に眼鏡スタイルを披露。「オトナの土ドラで一皮むけたオトナのベッキーを見せる!!」とコピーが添えられているものの、ネット上には「不倫タレントを起用する意味がわからない」「なんでわざわざベッキーを使うの? 演技力があるわけでもないのに」「せっかくドラマは面白そうなのに、ベッキーが出るなら見ない」といった批判が多い。

 ベッキーといえば真っ先に思い出されるのが、2016年に発覚した“ゲス不倫”だろう。ロックバンド「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音との熱愛を「週刊文春」(文藝春秋)に報じられ、謝罪会見前に川谷とLINEで「ありがとう、文春」「友達で押し通す予定! 笑」などのやり取りをしていたことが発覚。休業を経てベッキーは『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)に出演し、不倫やLINEのやり取りが事実であると認めた。

 一連の経緯からベッキーの“裏の顔”が明らかになり、今回の起用に対する批判の中には「不倫よりも世間を小馬鹿にしていた人間性が無理」「謝罪の裏でベロ出して笑ってたような人に、なんでこうも仕事がいくの?」という声が多く見られる。

 なお、ベッキーは今年7月期の連ドラ『これは経費で落ちません!』(NHK)にも、第6話から経理部の言うことを聞かないわがままな秘書・有本マリナ役で出演。視聴者からは、「ハマり役というより本人そのものですね」「秘書なんだから、もっと品のある役者のほうがよかったと思う」「あのLINEを見たら性悪だってわかる。

演技でもなんでもなく、いつもの姿を見せただけ」と厳しい声が相次いだ。

 バッシングを浴び続けるベッキーだが、一方で「かつて犯した過ちは大きいけれど、さんざん叩かれて十分罰は受けたと思う」「犯罪を犯したわけではないし、オファーがあるなら受けてもいいんじゃない?」と擁護する意見も少ないなく。

 過去を払拭するほどの活躍を、ベッキーは見せることができるのだろうか。

(文=編集部)

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