来年の東京五輪・パラリンピック開催が近づくなか、早くもテレビ各局がその関連番組のメインキャスターを発表している。NHKでは嵐が、TBSでは同局アナウンサーの安住紳一郎が、フジテレビでは村上信五(関ジャニ∞)が務めることがすでに発表されているが、ここ数年は週間視聴率「3冠王」の常連組である日本テレビも、ついに人選を固めたという情報が流れている。
「日テレはお笑い界の大御所、明石家さんまを抜擢する方向だといいます。日テレはもともと、同局の報道番組『news zero』で長らくキャスターを務める嵐の櫻井翔を起用する方向だったものの、嵐がグループとしてNHKの東京五輪スペシャルナビゲーターを務めることになり、日テレとしては大きく計画を狂わされた結果になりました」(テレビ局関係者)
NHKが嵐を獲得した背景について、別のテレビ局関係者はいう。
「嵐サイドは、五輪の仕事を引き受ける条件として、今年の『紅白』司会を櫻井にやらせること、『紅白』内で嵐が今月オープンしたSNSをなんらかのかたちでアピールする機会を設けることを、NHKに飲ませたといわれています。しかし、櫻井一人ではなくグループで、しかもNHKに奉公するかたちになったことで、日テレを主戦場とする櫻井本人は不本意らしく、周囲には不満を漏らしているようです」
一方、日テレで大役を務めるとみられている、さんまの懸念点は64歳という年齢だ。
「さんまをフォローするために、先のラグビーW杯関連番組でスペシャルMCを無難にこなした上田晋也(くりぃむしちゅー)や、局アナの桝太一、水卜麻美らをサポート役にがっつり付ける姿勢もみせているといいます。どうやら、さんまも熱心に各競技の勉強をしているみたいですが、年齢的にもキツそうだという情報もあります」(別のテレビ局関係者)
ちなみにテレビ朝日は「福山雅治と松岡修造の起用で最終調整中」(同)とのことだが、東京五輪に向けて早くも各局の戦いは始まっているようだ。
(文=編集部)