麻薬取締法違反で12月6日に起訴された女優・沢尻エリカ被告。同日に保釈され、謝罪文を発表して更生を誓ったものの、損害賠償の金額は芸能界史上最高の“20億円”とも報じられている。
沢尻被告は6日、所属するエイベックス・マネジメントの公式サイトを通じて謝罪コメントを発表した。そのなかで「今後、違法薬物と決して関わりを持つことのないよう、人間関係を含めたつながりを一切断つことを固く決意し、専門家の指導も受けて、立ち直ることをお約束します」と宣言していた。また、エイベックス・マネジメントも「皆様におかれましては様々なご意見があるとは存じますが、弊社といたしましては弁護士を含めた専門家の指導の下、本人を更生するための支援をいたします」と謝罪文を発表した。
一方、12月10日配信の「WEB女性自身」では、沢尻被告の賠償金について言及。“所属事務所関係者”が「大河ドラマの撮り直しやCM降板、そのほか細かい仕事の補填などの費用がかさんでしまい、社内では20億円まで膨らんでしまったといわれています」と証言している。また、同記事では、かつて不倫報道によりCMを降板したタレント・ベッキーと沢尻被告を比較。ベッキーの違約金は当時の芸能界史上最高クラスの“約5億円”とされているが、沢尻被告の20億円という数字が正確なら、ベッキーの4倍という巨額になる。
沢尻被告の賠償金報道を受けてネット上にはさまざまな意見が飛び交っており、以下のような声が上がっている。
「これだけのリスクがあっても10年以上やめられないって重度の中毒者なのでは」
「でも実際は本人が20億円も払うというより、事務所が一部を肩代わりしたりするんでしょ?」
「普通の感覚なら契約解除でしょう。少なくともなんらかのペナルティはあって然るべきだが、事務所の“更生を支援する”みたいなコメントには疑問」
「保釈のときもずっと隠れていたし、誠意が感じられない」
「事務所はまだ沢尻に商品価値があり、金づるだと思ってるから手放せないんだろうね。いずれ復帰させるのを狙っているはず」
また、12月9日配信の「週刊女性PRIME」では、沢尻被告とプライベートで親交のあった女優・片瀬那奈について報道。片瀬は情報番組で沢尻被告の薬物使用を知らなかったと発言し、自らにも疑惑の目が向けられ始めたことから、所属事務所に尿鑑定と毛髪鑑定を申し出たという。
「本当にやっていなかったとすれば、とんだとばっちりで気の毒」
「本人の申し出でやれば、そりゃ陰性でしょ。こういう検査は抜き打ちでやらないと意味がないと思う」
「本人はやってなかったとしても、沢尻エリカが薬物やってたことを知らなかったというのは、ちょっと信じがたい」
「検査結果より、疑われるような行動をしているのが問題なのでは?」
「こんなの茶番。そもそも10年以上クスリやってるって自分で言ってる沢尻が検査で陰性だったじゃん!」
友人にも飛び火している沢尻被告の騒動だが、今年9月放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)で俳優・小栗旬が注意を促していたのではないかという点も、注目を集めている。番組には小栗、沢尻、映画監督で写真家の蜷川実花が出演し、演技論を語り合うなかで小栗が「“ドラッグの役だからドラッグをやります”とか、そういうことじゃないよね」と話しつつ沢尻のほうをチラリ。小栗に視線を向けられた沢尻は手元の水を数口飲みながら「うんうん」と首を縦に振っていたのだ。
これに、ネット上では「小栗旬、知ってて遠回しに注意したのかな」「沢尻は小栗旬の警告を無視したね」「このときの沢尻、嘘ついてるじゃん」と波紋が広がったのだ。
芸能界に大損害を与えた沢尻被告の逮捕劇。今後、自身の過ちをどのように償っていくのだろうか。
(文=編集部)