若い世代を中心に絶大な人気を誇る、モデルでタレントの藤田ニコル。所属事務所と母親がギャラをめぐって“対立”していたと報じられ、ファンに不安感を抱かせてしまったようだ。

 トラブルを伝えた「デイリー新潮」によると、“ある芸能事務所幹部”が「昨年から事務所と本人のギャラの取り分について、揉めていたようです。具体的には、本人の取り分を減らし、事務所分を増やすというものだった」と証言している。同氏は、藤田が多忙になるにつれ“人件費がかさむようになっていた”と説明しつつ、猛反発した母親が一時は裁判も辞さない構えだったと明かした。事務所は取材に対して事実ではないと否定したものの、芸能事務所幹部は「解決に向け、話し合いがなされていました」とも断言している。

 突如巻き起こった藤田のトラブルに、ファンは驚きを隠せない様子だ。ネット上には「心配なのはわかるけど、人気に水を差す行為だと思う」「娘の今後を思うなら、事を大げさにしないでほしい」といった声や、「仕事は増えたのに取り分が減るなんて聞いたら、誰だって怒るのでは?」と事務所の対応を批判する声も寄せられている。

 藤田といえば、先日も“ネガティブツイート”の連投が話題を呼んだばかり。彼女はツイッターで「もっとわかってくれてると思ってたな」と意味深につぶやき始め、SNSなどで“思い”を伝えてきたと心境を吐露した。続くツイートで「これ以上求めるのであれば、私は今が全力なので難しいかも。みんなのコメントはずっとみてるよ一つも見逃さず」などと漏らしており、ファンとの距離感に悩む様子をうかがわせている。

 ネガティブツイートに加え、所属事務所とのトラブル報道がファンに与えた衝撃は大きい。過去にも所属事務所と親がトラブルを起こした例はあり、特に有名なのが歌手・鈴木亜美のエピソードだろう。

所属事務所社長の脱税事件をきっかけに親が裁判を起こし、契約終了や出演料の開示を求めたという内容だ。結局、鈴木はトラブルが発端となり、一時は芸能活動の休止に追い込まれてしまう。

 また、女優の井上真央が2016年に所属事務所からの独立を報じられた際、「週刊女性PRIME」が彼女の母親について言及した。記事の中で“スポーツ紙記者”が、「彼女の母親はステージママとして有名で、どうも娘の待遇に対して前所属事務所に不満があったそうです」と明かしたのだ。のちに井上は、俳優・岸部一徳の個人事務所に移籍したことが伝えられている。

 藤田のトラブル報道はどのような結末を迎えるのか。これ以上、騒動が拡大しないことを祈ろう。

(文=編集部)

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