木村拓哉(46)・工藤静香(48)夫妻の次女でモデルのKoki,(16)が3月15日、自身のインスタグラムで、高級ブランドのシャネルが日本で開催するダンスオーディションの新PV動画をアップした。動画では、ぱっつん前髪にシャネルの赤いベレー帽をかぶったKoki,が、流暢なフランス語で「ダンスは好き?」と問いかけるところから始まる。

それだけなく「あなたのダンスシューズを忘れずに」「必ずオンラインでオーディションの予約をすること」とも話し、普段からフランス語を話していることもうかがえる。この動画を見たファッション業界関係者は語る。

「シャネルは洗礼された大人のためのブランド、というイメージがあったのですが、Koki,は年齢的にもビジュアル的にもまだシャネルのアイテムを身にまとうのには、幼いと思います。可愛いことは確かなのですが、着せられている感が否めません。少なくても、シャネルとKoki,双方にとって、イメージダウンにつながるのではないでしょうか」

 Koki,はブルガリのアンバサダーも務めており、競合ブランドの仕事をすることは業界的にご法度のため、シャネルでは大きな役割を果たすポジションではないとみられている。通常アンバサダーとなれば、出演するCMやビジュアルが公に流れるものだが、シャネル関連でKoki,が出演するものはなく、今回のダンスオーディションも日本国内だけで行われるもののようだ。

「今回のKoki,の起用は、親である木村と工藤の力による部分が強いと思いますが、シャネルは3年前にもウィル・スミスの娘ウィロー・スミスをアンバサダーにしています。でもウィローの場合は、シャネルのコレクションを鑑賞していたときに、デザイナーのカール・ラガーフェルドの目に留まり同ブランドの顔になることが決まったという経緯があり、Koki,とは格が違います。デザイナーに才能を見いだされアンバサダーになったウィローはその翌年、シャネルの公式インスタグラムに登場。さらにその動画は東京が舞台で、規模の違いを感じてしまいます」(同)

 そんなKoki,の売り出し方に世間が抱く違和感について、週刊誌記者は語る。

「有名人の子供がファッション業界で活躍することは過去にも多くあり、むしろ“あるある”とすらいえますが、世間のKoki,への拒絶感は本人ではなく、木村と工藤へ向けられたものでしょう。突然に有名雑誌の表紙を飾り華々しいデビューをさせるというやり方も、人々の反感を買ってしまう原因になりました。
こうした“特別扱い”が、長い目でみたときに果たしてKoki,のためになるのかは疑問でしょう」

 Koki,のさらなる飛躍を願いたい。
(文=編集部)

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