ツイッターへの投稿をめぐり、炎上騒動へと発展していた演出家のコウカズヤ氏。所属劇団「BuzzFestTheater」から退団処分を受けたと公表し、大きな注目を浴びている。



 コウ氏は5月14日、妻の上原多香子に向けて批判的なコメントが寄せられている状況について「鍵アカウントにして、特定の人にしか見れないはずのうちの嫁のツイートが、週刊誌のネットニュースに晒されて、また蚊の大群がウジャウジャ湧いてきました。鬱陶しい。実に鬱陶しい……」とツイート。

 さらに、一般ユーザーへの返信では、上原の元夫で自殺したTENNさんについても言及し、「うちの嫁の前の旦那さんは、ツライことがあって生きるよりも死ぬことを選んだ。それ以上でもそれ以下でもないです。ぷー」「自殺するような子供になったら親の責任なんで、その時はそんな子供にしてしまった自分を責めますよ」などとツイート。批判する人々に対しても「コミュ障」「人間になりきれていない」「蚊の大群」などと揶揄した。

 一連の発言は多くの反感を招き、コウ氏への批判が殺到する事態になった。のちにコウ氏は「思った以上に面倒くさいことになった」と前置きした上で、「今は自分が子供だったと反省しております。もう二度とみなさんとは向き合わないので、今後は何を言われても貝にならせてもらいます」と宣言。開き直りともとれる言葉が、さらなる批判を呼び込んだ。

 コウ氏は5月29日に謝罪文を画像でツイートし、「私が所属していた劇団BuzzFestTheaterは今回の一件を重く受け止め、その責任として、私は劇団から退団処分を受けることになりました」と報告。
「その処分を真摯に受け止めるとともに、心から深く反省しております。本当に申し訳ございませんでした」と締めくくっている。

 またBuzzFestTheater公式サイトでも、「当劇団の脚本・演出を担当しておりましたコウカズヤは本日5月29日をもちまして退団となりました。これまで個人に応援を頂きました皆様、大変申し訳ございません」との文面を掲載。退団処分の発表を受け、ネット上には「画像で謝罪文を投稿している時点で本当に反省しているとは思えない」「故人を冒涜し遺族を傷つけたことは一生忘れません」「もう2度と公には出てこないでほしい。名前を見ただけで不愉快になる」「劇団は賢明な判断をしたんじゃないかな。私ならこんな人と一緒にいたくない」など、コウ氏を批判する声や、劇団の判断を支持する声が溢れ返った。

 コウ氏は、上原との結婚を発表する際、上原の過去を念頭においてか「誰が何と言おうと、僕は妻と生まれてくる子どもを守りたいと思っています!!!!もしも家族に、他者からの攻撃が降りかかることがあれば全力で僕が盾になります!」とツイートして話題になった。

 だが、その妻を守ろうとの思いから出たツイートが、他者を攻撃するような言葉を並べたことで批判が殺到するという皮肉な事態を招いた。コウ一家は今後、どのような歩みをするのだろうか。
(文=編集部)

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