また“文春砲”がさく裂した。今回のターゲットは俳優の原田龍二。
すぐさま記者会見を開いて涙ながらに不倫の罪を認め、レギュラー出演する『DAYS』でも、「子どもからは“お母さんを悲しませるなんて絶対に許さない”と言われました」と嗚咽交じりに真相を明かしてみせた。
俳優としてタレントとして、さらなる人気を獲得しそうな勢いのなかにあった原田だが、やはり今回の“文春砲”の影響は甚大なのか? ある週刊誌の記者は次のように語る。
「俳優としては脇役どまりですが、男前なのにバラエティ方面で理解力のある役者さんのため、今後も伸びシロを感じさせるタレントとして認知されつつありました。特に、2016年末の『絶対に笑ってはいけない科学博士24時』(日本テレビ系)で“全裸芸”を披露して以降、思い切りのよい役者さんということで制作サイドからもかなり人気だったようです。
しかし、今回の4WD不倫は、女性に対する扱いの雑さ、クルマで性行為だけ済ませてすぐ解散するというセコさなどが明るみになり、タレントとしてのブランドはどん底にまで落ちたと思います。原田さんは個人事務所所属のためスケジュールを奥さんに握られていたり、お小遣い制でラブホテル代すら捻出できなかったなどの報道もありましたが、それにしても不倫のやり方がお粗末すぎます。今回は、原田さんと関係のあった女性が『週刊文春』にリークしたそうですが、女性をこんなに雑に扱っていたら、そりゃあ週刊誌に売れられしまうのも仕方ないですよね」
●藤原紀香の“トラウマ”を刺激したとの報道まで
同じくセコイ不倫として記憶に新しいのは、2017年に「週刊新潮」に報じられた俳優・袴田吉彦の“アパ不倫”。不倫の密会現場としてリーズナブルなアパホテルを定宿としていたことからこう命名され、その後“アパ不倫”をテレビでイジられまくることで、袴田は再ブレイク。では、原田も同じ道を歩むしかないのか?
「袴田さんはアパ不倫をきっかけに家族に捨てられ開き直るしかなかったため、不倫ネタで笑いを取り、再ブレイクすることができました。しかし原田さんには、すでに10代なかばのお子さんが2人いて、そう簡単に離婚というわけにはいかないでしょう。
ただし、レギュラー出演中の『5時に夢中!』では、むしろネタとしておいしいので降板になることはないはず。『DAYS』も、ラジオですしおそらく大丈夫でしょう。むしろ不安視されているのは、今後の役者仕事。事実、9月から明治座で始まる舞台『サザエさん』では、マスオさん役を降板するこになってしましました。この作品、主演のサザエさん役が藤原紀香さんということで、前夫・陣内智則さんの不倫がトラウマになっている彼女が共演NGを出したなどという報道までありました。紀香さんは否定コメントを出していましたが(笑)、役のイメージを超えてあれだけ4WD不倫のイメージがついてしまうと、実際問題、制作サイドとしては使いづらいことこの上ないないですよね……」(前出・週刊誌記者)
●個人事務所と称して“逢瀬部屋”
まさに雨後の筍のごとく頻発する芸能人の不倫問題。なぜ彼らは、こうも危険な逢瀬に身をゆだねてしまうのか? ある芸能事務所の関係者は次のように語る。
「一般人より目立ちたくて、欲が強い人間が入ってくるのが芸能界。売れたらモテるし、モテたら遊びたくなるのもある意味当然です。
しかし原田さんは、芸能人として突然人気が出てしまい、ファンとの距離感を間違えてしまった典型例だと思います。これが芸人さんだと、もともとファンとの距離が近いですから売れる前からファンと遊ぶことに慣れており、メディアにリークされるようなところまではいかないケースがほとんどです。とはいえ今は、『文春リークス』のような、芸能人との逢瀬を“換金”できてしまうシステムが成立してしまっているため、芸人とはいえど、逢瀬を売られる可能性は年々高くなっているのですけどね……。
ですから本当に売れている芸人や俳優さんは、個人事務所と称したマンションを都内に借り、そこで逢瀬を重ねているケースも非常に多いです。結局、メディアに写真さえ撮られなければ逃げ切れるわけですからね。LINEやメールでのやり取りもメディアに売られやすいため、直接的な表現は避けて電話でやり取りするのが、売れっ子芸人の常套手段。そのへんの作法をまったく知らずに、本能のおもむくままSNS不倫に走ってしまった原田さんは、芸能人としてまだまだ三流といわざるを得ません」
俳優として伸び悩んでいた時期に、バラエティで裸になることで人気を獲得した男が、車中での“裸の関係”で未曽有の窮地に。今後、裸一貫でやり直すにも、すでにそのカードは切ってしまっている以上、ただ平謝りするしかないのが現状なようだ。
(文=藤原三星)
●藤原三星(ふじわら・さんせい)
ドラマ評論家・コメンテーター・脚本家・コピーライターなど、エンタメ業界に潜伏すること15年。独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を中心に量産中。