休日は車でIKEAに行って、家具を買って店内のカフェでひと息……なんていかにもリア充っぽい生活だ。でも実際にIKEAの家具を見てみると、とにかくサイズがデカい。
あのだだっ広いIKEAの店内で見ると、オシャレに見える家具も部屋に持ち帰ってみたら、やっぱりデカすぎた。そんな思いをした人は多いはずだ。
問題はデカいサイズだけじゃない。壁に取り付けて使う家具が多いことだ。無印良品でも「壁に付けられる家具」というシリーズがあるが、留め具は1箇所につき3本の細いピンで止めるようになっていて、外した後もかなり目立たないようになっている。
もし賃貸住宅で住んでいるのなら、壁に穴を開けてまでして家具を設置したい人なんていないだろう。退去後の補修請求額を考えると、恐ろしい行為だ。
そんなわけでIKEAの商品は、どうやっても、日本でのひとり暮らしや賃貸住宅には不向きだと考えられていた。
ところが、先日IKEAに行ってみたら、かなり商品構成が改良、というか割と入れ替わっていたのだ。
ドアや扉に引っかけて使う家具が増えていた。
IKEAも本国の家具をそのまま日本に持ってきても、受け入れられないということにやっと気付いたのかもしれない。
(文・ちからうどん)
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