もうすぐお正月。新年は、自宅の鎮守神社や有名な神社へ初詣に出掛ける人が多いと思います。
でも、全ての人に「その人だけの神様」が存在するということを知っていますか。

一生守ってくれる、大切な神様

「産まれた場所」は人それぞれ違いますが、自分が産まれた土地の神様は「産土神(うぶすながみ)」といい、一生涯その人を守ってくださる大切な神様なのだそう。そして産土の神様は、縁結びに大変なご利益があるとも言われています。

では、産土神はどのように調べればよいのでしょうか。昔の女性は自宅で出産しその土地で育つ人が多かったので、「産土神=氏神」ということが大半でした。戦後は、自宅から離れた病院での出産が増え、判断が難しくなっています。

お腹の中から幼少期までを過ごした場所で決まる

母親が妊娠中に過ごした家や、里帰り出産であれば実家を管轄する神社、生まれた病院から1番近い神社、など諸説ありますが、お腹の中にいた時や幼少期を過ごした家を管轄する神社が、その人にとって一番縁の深い産土神社になるようです。

今はインターネットの地図で1番距離の近い神社が調べられます。神社の管轄は区画で分けられていて、距離が近くても管轄が異なる場合があるので、心当たりの神社に直接問い合わせてみるのがおすすめ。また「神社本庁」へ問い合わせをすれば、教えてもらうこともできます。

年が明けたら、自分だけの神様へお参りして、新しい1年をスタートさせようと思います。

神社本庁,神社リサーチ

The Floating Otori gate via Shutterstock

(文/上山美紀)

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