画像/パーソルホールディングス

多様性の理解・需要を広げるさまざまな施策を行っているパーソルは、性の多様なあり方への理解を広げ、日本企業における風土醸成を促進するべく社内研修資料を無償公開した。

同社は2020年から5年間、東京レインボープライドに協賛している。

今年の開催時期(2024年4月19日から4月21日)にあわせて本研修資料を公開し、多くの企業へ知見や事例を提供することで一人ひとりが尊重される社会の実現に寄与する狙いだ。

グループ全社員がDEIへの理解を深め、体現できることをめざし2019年より「DEIリテラシー研修」を実施。年に一度全社員が受講する必要があり、これまで累計12万人の社員が受講している。2023年9月に本研修の第一弾を社外へ無償で公開した際には、活用した企業から「社内でも後進育成に使いたい」、「ダイバーシティ推進に関する意識醸成を目的としたe-learningにも使いたい」などの声が上がった。

第二弾として新たに公開した今回の研修資料は『多様な性のあり方を学ぶ』を主テーマとし、性的マイノリティに関する基礎知識カミングアウト/アウティング今日から始められることなど、性的マイノリティへの理解が深まる内容となっている。

本研修資料を監修したグラデーション代表(ダイバーシティ&インクルージョン コンサルタント)、東京大学バリアフリー教育開発研究センター特任研究員 藤原快瑤さんは次のようにコメント。

「本研修はジェンダーとセクシュアリティの視点からのものですが、ダイバーシティに関する他のテーマでも構造は同様で、多数派が自身の特権性とその影響力に気づくこと、そのためにオープンに他者と対話をし続けることが鍵になります。これが組織と社会のダイバーシティ・エクイティ・インクルージョンが進むきっかけの一つとなりましたら幸いです」(藤原さん)

パーソルホールディングス グループ人事本部 本部長の大場竜佳さんは、研修資料の意義について「より学びを深めていくために今回『性的マイノリティ』をテーマにした研修を作成しました。引き続き、DEIの実現に賛同いただける皆さんにご活用いただけると幸いです」とコメント。

本研修資料は計20ページのスライド資料となり、企業・組織のDEI風土醸成に社内研修やセミナーなど様々な場面で有効活用できるはずだ。

パーソルホールディングス

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