短編漫画『みなみけ』は、3人姉妹の日常を描いた作品です。そして、ただ平凡な日々を過ごすだけの作品でありながら、4度のアニメ化がされ、さらに続編が期待される根強い人気の作品でもあります。
なにか特別危険なことが起こるわけでもなく、ドキドキするようなこともありません。その代わり、ただただ気持ちをほんわかさせてくれます。深く考える必要などなく、ありのままを楽しめるそんな物語。

 その『みなみけ』で長女として妹たちの世話をやくのが、今回ご紹介する「南春香(みなみはるか)」です。高校生ながら両親のいない南家を支える彼女の魅力を紹介します!

【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。


■優しいしっかり者

 春香は、朝起きれば姉妹の朝食をつくり、学校から帰れば晩ごはんをつくり、休日はたまった洗濯物を干すなど、見事に家事をこなします。さらに、自分のお弁当も毎日用意し、そのレベルはいつでもお嫁にいけるほどのものです。また、妹思いであり、妹たちも彼女のことが大好きです。姉としても女性としても非の打ち所がありません。当然そんな彼女にぞっこんになる男性もいますが、まぁ納得ですよね。可愛らしい見た目と穏やかな性格に抜群の料理と完璧な彼女。
しかし、彼女は鈍感な上に周りのガード(友人による壁)がしっかりしているので、誰かと付き合うということはなさそうです。

■運動神経も良い

 さらに春香は運動もできます。特にバレーボールは即レギュラーをとれるほどの実力があり、その能力を買われて度々バレー部から勧誘を受けています。しかし、彼女は家事をしなければならないため、入部は断っています。もったいないと思わないわけでもないですが、彼女は妹たちの面倒をみるのが好きなんですね。大変そうではありながら楽しそうにしている彼女の姿は、とても微笑ましいのです。


■責任感が強い

 きっと春香は、妹たちをきちんと育てないといけない!と思っているのでしょう。勉強やしつけ以外にも教えるべき事はたくさんあります。が、食事時に男女のキスシーンが流れた瞬間にチャンネル変え話題を変えたり、男女が二人きりでおかしな事を、なんて話題になったときには、このおかしな事を説明できずに口ごもったりもしました。さらに墓穴を掘って顔を真っ赤にしてしまう彼女・・・とても可愛いです。大丈夫。春香に育てられた二人は立派に成長していますから。


 暴走気味の次女とクールな三女を優しく包み込む春香は、誰が見ても理想の姉であり母であり女性だと思います。彼女の魅力を伝えきれていない事は重々承知しておりますが、あとはぜひご自身の目で耳で、「南春香」の溢れる魅力をご堪能頂ければと思います。

【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】

★記者:けみ(キャラペディア公式ライター)

(C)桜場コハル・講談社/みなみけ製作委員会