今年80歳を迎えた吉本新喜劇の池乃めだかが16日、インテックス大阪にて開幕した「KOYABU SONIC 2023」に出演。4人組ロックバンド・tricot(トリコ)の演奏で、橋幸夫の「潮来笠」を歌唱した。
出演後に、めだか、tricot、同フェスの主宰者である小籔千豊が取材に応じた。

「KOYABU SONIC」でさまざまなアーティストとコラボしているめだか。今回はtricotの演奏で十八番の「潮来笠」を熱唱し、「気持ちよく歌わせていただきました。歌っている最中も心地よかったです。ありがとうございました」と感想を述べた。

小籔は「新喜劇の人間からすると、たくさんのお客さんの前でめだかさんをさらすことによってちょっと若返るというか、寿命も延びるんじゃないかという思いで、めだかさんの延命になったんじゃないかということで喜んでおります」と述べ、めだかは「ありがとうございます」と感謝。
「これのために生きるというか、今年も頑張ろうと思う」と生きがいになっていると話した。

今年、脳梗塞になったというめだか。今の体調を聞かれると「かかったら治らないらしい。再発しないように薬を飲んで、毎日毎日がリハビリです」と話した。元気なときと比べて「悔しい」と吐露したが、ステージに立てるほどに回復し、9月19日からは大阪・なんばグランド花月で座長公演も始まる。

「KOYABU SONIC」は小籔千豊が主宰する“音楽と笑いの融合”をテーマにしたフェスティバルで、コロナウイルス感染拡大の影響で2020年より中止していたが今年4年ぶりに開催(9月16日~18日、インテックス大阪)。
主宰者である小籔がアーティストのラインナップ・会場レイアウトから、コヤソニならではのコラボ企画まで完全にプロデュースしている。