屋良朝幸、2023年を表す漢字は“決” 所属事務所離れ「再スタートを切るという決断」

Special Entertainment Show THE CIRCUS presents オリジナル・ミュージカル『The Agent』の公開ゲネプロが6日に東京・有楽町よみうりホールで行われ、屋良朝幸、彩吹真央、愛加あゆ、寺西拓人、原嘉孝、植木豪、TETSUHARU(企画・演出・上演台本)が取材に応じた。

○■ミュージカル『The Agent』主演の屋良朝幸、SMILE-UP.退所の心境

同作は2016年より4年連続で上演したミュージカル『THE CIRCUS!』チームが再集結した、新作のオリジナル・ミュージカル。かつて、最強コンビとうたわれた相棒と共にFBI捜査官として活躍し、現在は地下賭博場ファイトクラブでファイターとして自堕落な生活を送っているレン(屋良朝幸)が、犯罪組織やテロ集団などに対抗するため発足した国連の諜報機関・U.N.I.S.の仲間(エージェント)として活躍する。ほか木内健人、高橋駿一、なかねかな/BON.井上(W キャスト)、北園涼、可知寛子らが出演する。

歌やダンス、アクションをふんだんに盛り込んだ同作に、屋良は「自分も40歳になって、まだここまで動くのか」と苦笑。体力を心配されると「体力、大丈夫なんですよ。回復が遅いだけ」と笑わせ、周囲からも称賛されると「体最強なので。バッキバキなんですよ。1幕のラストはものすごい戦ってるんですけど、短距離走を走った後のキュッとなる苦しさがあって、あれになれるステージってないと思うんです。それがTETSUHARUさんが作る世界というか、それがあるから体力が維持できるのかもしれない」と語った。

寺西も「個人的には、ここまで踊るのはこの現場だけなのですごく刺激的ですし、フロアに入る振り付けを有楽町よみうりホールでやるのもこの作品だけなんじゃないかなというくらい、激しく動いている」と明かす。原は「僕も初めて参加させていただくんですけど、2回ほど観ていて、あのキャストの中に今回僕が入るのは緊張感があります。屋良くんという大きな背中があるので、この背中を見ながら作品を盛り上げられるように頑張ります」と意気込んだ。

また、原は屋良について「年齢が上がって、年々進化するんですよ。だから本当に裏で努力されているんだろうなとひしひしと感じていますし、言ったらうちの事務所にいる作品としては最後なわけですから、そこに華を添えられるような後輩でいたい」と、2024年1月31日をもってSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)を退所する先輩への思いを明かした。

2023年を表す漢字について聞かれると、「笑」(愛加)、「『X』。Xを始められたので」(原)、「挑」(彩吹)、「『友』年をとっても友達ってまだできるんだな。すごくいろんな人に支えられて生きてきた1年だった」(植木)、「『旅』プライベートでも、初めてヨーロッパに行って、仕事もいろんなジャンルの作品に出させていただいてXも始めて、いろんな旅をさせていただいた」(寺西)とそれぞれ回答。「『感謝』です」と答えたTETSUHARUは、周囲から「2文字2文字!」とつっこまれ「謝」と言い直す。

最後に屋良は「決断の『決』ですね。来年から新しいところで再スタートを切るという決断もさせてもらったんですけど、それを感じたのもたくさん仲間がいるからだし、ずっと28年ここで頑張ってきた自分が新しいところからスタート。0からではないけど、さらにブラッシュアップさせていきたいということで、一歩大きな決断をさせてもらった」と表した。

東京公演は有楽町よみうりホールにて12月7日～24日、兵庫公演は兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて2024年1月13日～14日。