同作は黒柳徹子の自伝的小説のアニメ映画化作。
○■映画『窓ぎわのトットちゃん』主人公の声を務めた大野りりあな
主人公・トットちゃんの声を務めた大野は、今回改めて共演者と会い「皆さん、すごく優しくてかっこよくて美人で、特に小林先生にはアニメの中だとトットちゃんの頭を撫でながら『君は本当はいい子なんだよ』と言ってたから、現実で役所広司さんにやってもらえたらいいなって思います」と、小林先生役の役所におねだり。さっそく役所が頭を撫でると「夢が叶いました」と喜んだ。
また、この日欠席の黒柳から手紙で「大野りりあな様。
最後には、大野が「『窓ぎわのトットちゃん』の本を書いてくれた徹子さん、そしてこの映画を作ってくれた監督さんやスタッフの皆さん、いつもサポートしてくれていた事務所のマネージャーさんたち、ずっと応援してくれていた家族や大好きなお兄ちゃんや習い事の先生、学校の先生たち、本当に感謝しています。そして今来てくれている皆さんにも本当に本当に感謝しています。ずっとこれからも大好きです。ありがとうございます」と挨拶。
役所は「監督からお手紙をいただいた時から、世界で紛争とか戦争というものはなくなってなかったんですけど、『窓ぎわのトットちゃん』公開にあてて、さらに世界中がひどい状態になって。ニュースで子供たちが傷つけられてる映像を見ると、本当に胸が痛くなります」と語る。「そういう意味でこの窓際のトットちゃんが、今回公開されたということは、運命的な徹子さんの思いが伝わってるような気がします。教育者である先生たち、そして家族たち、その人たちがこの映画を見て、もう一回こう何かあの今のこの世界について話し合うきっかけになるようなたくさんの要素が詰まってる映画だと思います」と観客に語りかけた。