長らく俳優に専念し、音楽活動を休止していた江口は、なぜ音楽活動を再開して歌うことを選んだのか。
また、リハーサルやライブ当日の裏側などと合わせてビルボードライブ東京で11月3日に行われたステージの様子を紹介。関係者のコメントとして、TRICERATOPSの和田唱などからの証言も盛り込み、普段見ることができない江口の魅力に迫る。
そして、江口にとって歌とはどんな存在なのか、デビュー35周年を迎えた今だからこそみえる今の江口洋介を炙り出す。
コメントは、以下の通り。
――デビュー35周年で、昔と今と大事にしているものは?
うぅ~ん、実はあまり変わっていないかもしれません。
俺のやっている仕事って音楽だけに限らず、映画作りもそうだけどものすごい大人数で動いていて、その映画や音楽を視たり聴いたりした人に次の仕事に声をかけてもらったり…繋がってローリングしている。そうしていくことでエネルギーが出てくるというのは、35 年変わっていないのかなと再確認しています。
――昔と今と変わらず、“自然体“江口洋介の秘けつとは?
役をやるときはその役になり、ギターを持ったらミュージシャンに変われるし…でもいつもなるべくフラットでいたいなぁと思っています。そういたいと心がけていますね。
――2024年、ファンの方へメッセージをお願い致します。
35周年期間中のこの1年の中でどれだけの作品を作れるか、ライブを何本できるか、いま俳優業と音楽を両立してやっている真っ最中なんです。昨年、第1弾新曲「Blueな夜」をリリースしたばかりなんですが、今年は第2弾の新曲のリリースも控えています。そして35周年期間中に新しいアルバムも出せればと思ってますし、35周年ライブもやろうといろいろ企画しています。
俳優業に関しても映画やドラマだけじゃなく、配信とか、いろいろなところで一つのイメージに縛られず幅広い役をやっているので、観てくれる人に楽しんでもらいたいですね。今まで善人から悪人、お調子者までいろいろやりましたが、やって嫌だった役は一つもなく…もちろん、撮影期間が長いとかアクションが大変だったとかはありましたけどね。これからもどんどんいろいろな役に挑戦したいですね。でも最近は…“普通の人”をやりたいなぁ…って思っています…(笑)
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