パーク24はドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象に「運転支援機能付きのクルマ」に関するアンケートを実施し、結果を発表した。同調査は2022年8月31日以降に入会し、直近でパーク24グループのサービスを利用したタイムズクラブ会員を対象に非公開型インターネットアンケートにて行った。
有効回答者数は5,342名、調査期間は2023年8月31日~9月11日。クルマを購入する際に欲しい「運転支援機能」の第1位は?

○第1位はダントツ!

バックモニターなどの運転支援機能付きのクルマを「購入したい」と回答した人は57%で前回より11ポイント増加した。「既に保有している」と回答した人は7ポイント増加した一方で、「購入したくない」は18ポイントの減少。運転支援機能が付いたクルマの購入意欲が高まっているものと思われる。

運転支援機能付きのクルマを「購入したい」と回答した人が搭載したい運転支援機能の1位は「バックモニター」で80%となった。次いで「前方衝突防止機能」71%、「後方衝突防止機能」62%となっている。


運転支援機能付きのクルマ保有者が搭載している機能は「バックモニター」が94%で最多に。2位は「前方衝突防止機能」77%、3位は「車線逸脱防止機能」68%となっている。

運転技能の中で「駐車」「バック」を苦手としている人が多いことや、2022年5月以降発売の新車には搭載が義務化されたことなどが「バックモニター」の搭載率の高さにつながっていると推察される。

苦手と感じている人が多い「駐車」時に、運転支援機能を使ったことが「ある」と回答した人は87%だった。

クルマの保有者よりも非保有者の比率がわずかながら高い理由としては、レンタカー・カーシェアリング事業者の貸出車両への運転支援機能の標準装備化が進み、利用するクルマに搭載されているケースが多いことが影響しているものと思われる。

駐車時に使用したことがある運転支援機能は「バックモニター」が96%でトップ。
2位の「車両を上空から見下ろしたような映像が見られる機能」(31%)と65ポイント差となっている。以降、「後方衝突防止機能」29%、「前方衝突防止機能」25%と続く。

今回のアンケートでは、将来クルマに付けたい運転支援機能、すでにクルマに搭載している運転支援機能ともに「バックモニター」がトップとなった。

国土交通省は、新たに製造する自動車を対象に2022年5月から「後退時車両直後確認装置」、2023年9月から「クルマの前方全面を確認できる装置」の搭載を義務化しており、事故削減に向けた取組みを進めている。

カーシェアリングサービス「タイムズカー」でも、「バックモニター」の他に「コーナーセンサー」や「ブレーキサポート」などの運転支援機能を搭載したクルマを配備し、安心して運転できる環境を整備している。