太陽生命保険は1月16日、東日本大震災の復興支援の一環として「福島・石巻応援マルシェin日本橋2024」を開催。宮城県石巻市および福島県の特産品を集めた物産展ということで、日本橋を訪れた人で大盛況となった。
太陽生命保険の副島直樹社長は、会場にてあらためて東北地方の復興を祈念。また令和6年 能登半島地震により被災した方々にも心よりの見舞いと連帯の気持ちを示している。

○にぎやかなマルシェが復活

同社では、石巻支社が東日本大震災で大きな被害を受けたことから、これまで石巻市を応援する復興マルシェを積極的に行ってきた。直近の4年間はコロナ禍によりイベントの延期を余儀なくされたが、感染症の「5類」移行を受けて、晴れて大々的に開催となった。

今年から応援地域を拡大し、新たに福島物産展も同時開催。日本橋周辺で働く人たちを中心に、たくさんの人が名物の「ままどおる」「喜多方ラーメン」「いか人参」「あんこう鍋セット」などを手に取った。


一方、石巻元気復興センター&いしのまき元気いちばによるコーナーでは、「牡蠣の潮煮」「オイスターパテ」「金華さば味噌煮」などが人気。販売スタッフの明るい掛け声も相まって、売り場は活気にあふれた。

太陽生命保険の副島直樹社長がメディアの囲み取材に応じた。これまでの経緯について、同氏は「東日本大震災が発生した2011年3月11日、石巻には大変多くの社員がおりました。東北地方の人びとにも、日頃から非常にお世話になっていた。そこで震災から街を復興して、お住まいの皆さんの日常生活を取り戻す、ということを目指してきました」と説明する。
少しでも役に立てるようにイベントを実施してきた、と続ける。

コロナ禍では、通信販売のような形でマルシェを継続してきたという。そして「ようやく4年ぶりに、対面販売できる状況になりました。販売スタッフの皆さんにも、大変喜んでいただいています」と笑顔。

今年から福島県の物産展も同時開催となったことについては「ご承知の通り、東日本大震災では福島県も大きな被害を受けました。最近では、処理水の問題でも様々に苦労されています。
被災地を応援する気持ちは一緒です。そこで今年から、福島の皆さんにもマルシェに参加いただきました」と説明する。

折しも、元旦には能登半島で大震災が発生した。そこで来年から、北陸地方における復興もあわせて考えていきたい、と副島社長。「みんなでみんなを支え合う。これは私ども生命保険会社の理念とも重なり合うところです。
東日本大震災も、復興はまだまだ道半ばです。震災の傷は10年や20年で癒えるものとは思っておりません。是非、今後とも継続して被災地を応援していきたい。我々としては、1人ひとりが支え合っていく、そんな思いを大事にして取り組みを進めていきます。皆さんにもご協力をお願いできれば幸いです」と話した。

近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。
出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら