慟哭の『冤罪』ミステリー『完全無罪』(大門剛明/講談社文庫)を『星の子』や『MOTHER マザー』(ともに2020年公開作品)の大森立嗣監督が手掛けるWOWOWの『連続ドラマW 完全無罪』。
本作は、21年前の少⼥誘拐事件の冤罪再審裁判の担当に抜擢された広瀬演じる期待の弁護士・松岡千紗(広瀬)が、自らもその事件で監禁された被害者の1人であるという境遇を抱えながらも、⾃⾝を殺めたかもしれない容疑者と対峙する。再審裁判を中心に真相究明への切実な探求心を持つ彼女にしかできない弁護を展開、事件の真相に迫る本格ヒューマンミステリーとなっている。
原作は『雪冤』(2009年)で横溝正史ミステリ大賞・テレビ東京賞をW受賞し作家デビュー、『テミスの求刑』や『両刃の斧』など重厚なテーマに巧みな犯罪トリックを盛り込んだ社会派ミステリー作品を多く手掛ける人気作家・大門剛明の同名小説(講談社文庫)。脚本・監督は『星の子』、『MOTHER マザー』を手掛け、今年5月には『湖の女たち』の公開も控えている日本映画界の俊英・大森立嗣が務める。
■広瀬アリス コメント
このお話をいただいた時、今までにやったことのない役柄、作品だったので、29歳の自分がこの作品をやれることをずっと楽しみにしていました。
【編集部MEMO】
音楽はKing Gnu、Vaundy、米津玄師など数多くのアーティスト作品にレコーディング・プロデュースする江崎文武江が担当。撮影は、実際に物語の舞台となる香川県で実施、フィクションながら現実でも起こっている再審請求、冤罪事件の裏側にある人間模様をリアルに映し出す。