ミュージカル『カムフロムアウェイ』の公開ゲネプロが6日に東京・日生劇場で行われ、安蘭けい、石川禅、浦井健治加藤和樹咲妃みゆ、シルビア・グラブ、田代万里生、橋本さとし、濱田めぐみ、森公美子柚希礼音、吉原光夫、演出のクリストファー・アシュリーが取材に応じた。

同作は、2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件(9.11)で行き場を失った飛行機のうち38機が、カナダのニューファンドランド島にある小さな町・ガンダーに不時着した実話から、人種、国、宗教、すべてを越えて繋がる人と人との心の物語をミュージカル化した。
トニー賞、ローレンス・オリヴィエ賞、ニューヨーク・タイムズ紙の批評家賞をはじめ、数々の演劇賞を受賞し、この度日本初演を迎える。

ミュージカル『カムフロムアウェイ』差し入れを食べるのをやめた森公美子


製作発表会見では「痩せるつもりで来たのにどんどん太ってくんですよ。気になっている今日この頃です」と言ってた森だが、初日を前にして「膝が死ぬんじゃないかというようなお稽古をしまして、楽しい稽古場でなんと7kg痩せました」と発表し、周囲は驚き。「本当に『カムフロムアウェイ』ダイエット。ガボガボなの、ここ」と衣装のお腹の部分が余っていることをアピールするが、本番に入ったら「痩せない、もう」と宣言する。

「本当にたくさんいろんな幸せを(カンパニーの)ファミリーからいただきまして、私たちいろいろドキュメントを見たり9.11の映像を改めて見たりとかして、たくさん勉強もさせていただきまして、私が1番ニューファンドランド島にいる方に近い体型だということもわかりました。
(演じる)ハンナの役の方にも『体型だけは似ております』と言われて、頑張っていますので、ぜひ観にきてください」と呼びかけた。

森は改めて「誰かが稽古中、必ず何か差し入れをするんですよ。それが習慣となってまして、稽古中は食べるものが豊富で、豊富すぎて自分でもびっくりするほど『全然痩せない』と思ってたんですけど、そろそろ食べるのをやめようかなと思ったら痩せ始めました」と振り返る。「ケンタッキーフライドチキンもマックもあったし、本当に現場とは思えない。普通だったらおせんべいとかお菓子なんですけど、肉まんとか置いてますからね、平気で」と苦笑していた。

東京公演は日生劇場にて3月7日~29日、大阪公演はSkyシアターMBSにて4月4日~14日、愛知公演は愛知県芸術劇場 大ホールにて4月19日~21日、福岡公演は久留米シティプラザ ザ・グランドホールにて4月26日~28日、熊本公演は熊本城ホール メインホールにて5月3日~4日、群馬公演は高崎芸術劇場 大劇場にて5月11日~12日。