映画『四月になれば彼女は』(3月22日公開)の完成披露舞台挨拶が7日に都内で行われ、佐藤健長澤まさみ、森七菜、ともさかりえ、山田智和監督が登場した。

同作は数々の映画を企画・プロデュースしてきた川村元気氏による同名小説の実写化作。
精神科医の藤代俊(佐藤)のもとに、かつての恋人・伊予田春(森七菜)から手紙が届き、そこには10年前の初恋の記憶が書かれていた。ウユニ、プラハ、アイスランドと、その後も世界各地から春の手紙は届く。時を同じくして藤代は、婚約者の坂本弥生(長澤まさみ)と結婚の準備を進めていたが、弥生は「愛を終わらせない方法、それは何でしょう」という謎掛けだけを残して突然姿を消してしまう。春はなぜ手紙を書いてきたのか? 弥生はどこへ消えたのか? ふたつの謎が次第に繋がっていく。

映画『四月になれば彼女は』に出演する森七菜


撮影のために、1カ月ウユニ、プラハ、アイスランドと10カ国を回ったという森は「辛かったです!」と苦笑。「楽しかったですよ。
美しかったですし、おいしかったし。でも21日間で10カ国回ってるので、単純計算で2日に1回違う国にいるということになります。それが目まぐるしすぎて、つらいとか言ってる暇もないんですけど、コロンビアで1回泣きました。もう、帰りたくて」と苦労を訴えた。

森は「壮大な旅すぎて。映画でこのような旅をさせてもらえることはなかなかないので、大役を任せてもらえて本当ありがたいなと思いましたけど、さすがに母に電話しました」と振り返る。
「『正直帰りたい』と言ったら、『いいけど、どうやって?』と言われて、確かになと思って、そのままウユニの方に行かせていただいて、絶景が見れたので」と最終的に満足していた様子。

ウユニからは長澤に電話をかけたそうで「絶景を目の前にして、『見て~! まさみさん!』と。見せたくて、どうしても」とはにかむ。電話が来なかった佐藤が「(自分は)思い浮かばなかったの?」と尋ねると、森は「思い浮かんだんです。しっかり浮かんで、まさみさんに電話をかけました」と流していた。