パーソルホールディングスは3月22日、女性活躍推進に優れた企業として、経済産業省と東京証券取引所が共同で実施する令和5年度「なでしこ銘柄」にパーソルグループが選定されたことを発表した。

「なでしこ銘柄」は、女性活躍推進に優れた上場企業を「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介することを通じて、企業への投資を促進し、各社の取組を加速化していくことを狙いとしている。


令和5年度は、プライム市場・スタンダード市場・グロース市場に上場している企業約3,900社を対象として銘柄への募集・評価が行われ、同社グループを含む27社が選定された。同社グループは、経営の直轄組織となるジェンダーダイバーシティ委員会での分科会活動や、SBU(Strategic Business Unit)ごとの目標設定、きめ細かく設定されたモニタリング項目、キャリアオーナーシップへの取り組みが開示されていることなどが評価された。

同グループでは、経営戦略や組織運営に多様な視点を入れることを目的として、女性管理職比率目標を設定。2023年10月時点の実績は24.6%、2030年3月期にはグループにおける総合職の女性比率と同等の比率である37%を目指している。2024年3月期からは新たに男性育休取得率も目標に掲げており、2023年3月時点では1日以上の取得実績は64.8%であるが、2026年3月期までに100%の取得を目指す。