アルファロメオには「四つ葉のクローバー」のマークを付けたクルマがあります。単なるデザインとして見てもカワイイんですが、何か意味はあるのでしょうか?

カワイイ見た目とは裏腹な意味がある?

写真のクルマは「オートモビルカウンシル2024」(AUTOMOBILE COUNCIL 2024)で撮影しました。
1967年式の「ジュリア スプリントGTヴェローチ」(Giulia Sprint GTV)というクルマで、価格は880万円となっていました。

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○問題をおさらい!

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○【答え】高性能なアルファロメオのシンボル

「四つ葉のクローバー」はイタリア語で「クアドリフォリオ」といいます。アルファロメオとクアドリフォリオの歴史は、今から約100年前までさかのぼります。

1923年、イタリアのシチリア島で開催されていた公道レース「タルガ・フローリオ」に出場したドライバーのウーゴ・シヴォッチは、自身の乗機であるアルファロメオ「RL」に四つ葉のクローバーを描いて出走し、見事優勝を果たします。その後もクローバーを描いた数々のアルファロメオがレースで活躍、この図柄が高性能なアルファを象徴するシンボルとなりました。

アルファロメオの最上位グレードは今でも「クアドリフォリオ」という名称となっています。
もちろん、四つ葉のクローバーも描かれています。現在の日本のラインアップでいうと、「ジュリア」と「ステルヴィオ」でクアドリフォリオが選べます。例えばジュリアでは、「ヴェローチェ」というグレードが697万円であるのに対し、「クアドリフォリオ」は1,357万円となっています。アルファロメオにとってクアドリフォリオは今でも特別な存在なんですね!

それでは、次回をお楽しみに!