IFSジャパンは5月7日、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)とサプライチェーンや設備資産を管理するソリューション「IFS Cloud」のCommercial Partner契約(再販契約)を締結したことを発表した。両社は、CTCの顧客基盤も活かしながら、政府機関、航空・防衛関連の分野を中心にIFS Cloudを活用した基幹業務システムを提供していく。

Commercial Partner契約の概要


近年、製造業のサプライチェーンにおける地政学的リスクの影響が重要視されており、製造設備やサプライチェーンの維持・管理を効率的に行い、在庫の適正化、リードタイムの短縮、生産コストの削減などが求められている。

両社は、パートナービジネスの強化によりそれぞれが有する市場での優位性をさらに高め、IFS Cloudが持つ「企業規模での資産管理」「製品・設備の調達・導入、稼働管理、廃棄までのライフサイクル管理」「フィールドサービスの効率化」「XR技術を応用した、設備・製品のメンテナンス業務効率化」「サプライチェーン管理」といった機能を活かし事業の拡大を図る。

また今後は、IFS Cloudが対象とする6分野(航空・防衛、建設・エンジニアリング、エネルギー・公益事業・資源、製造、サービス、通信)について、政府機関や独立行政法人、公益企業を中心に両社で営業活動を行い、基幹業務システムのさらなる事業拡大を目指す。