M4チップや有機ELパネルを搭載したiPad Pro、13インチモデルを追加したiPad Airが発表されました。スタンダードなiPad(第10世代)とコンパクトなiPad miniはモデルチェンジを実施せず継続販売しますが、それぞれの機種は今回のタイミングで価格が変更に。
かたや値下げ、かたや値上げで、明暗が分かれました。

○iPad(第10世代)は最大1万円値下げ

価格が引き下げられたのはiPad(第10世代)。これまで、最安でも68,800円からというちょっと高めの価格でしたが、今回の価格改定で最安モデルは58,800円からと1万円も安くなりました。容量別の価格(Wi-Fiモデル)は以下の通りです。

今回の価格引き下げは、もっとも安いiPadとして存在していたホームボタン搭載のiPad(第9世代)が販売終了になったことも要因としてありそうです。今度は、USB Type-C接続のiPad(第10世代)がiPadのスタンダードモデルとして家庭やビジネスシーン、教育現場で使われることになりそうです。


ちなみにiPad(第10世代)、USB Type-C経由で充電でき、マグネットで本体側面に固定できる新しい「Apple Pencil USB-C」に対応しています。ちなみにこのApple Pencil USB-Cも今回のタイミングで価格改定され、従来の12,880円から13,800円に値上げされました。

○iPad miniは値上げに

逆に、価格が引き上げられたのがiPad miniです。これまで最安モデルは78,800円でしたが、今回の価格改定で84,800円に変更されました。容量別の価格(Wi-Fiモデル)は以下の通りです。

iPad miniの価格改定は、純粋に為替変動の影響とみられます。
“小さいがApple Pencil対応”という点を売りに、コンパクトなプレミアムモデルとしてニッチな人気を獲得していきそうです。