とある介護施設での不審死事件を発端に、想像もつかない方向へと物語がうねり出していくヒューマン・ミステリーである同作。
クランクアップ日にサプライズで駆けつけた福士と笑顔でハグをかわし、スタッフへ挨拶をした松本はこれまでの過酷な撮影を振り返り、「初めて『あ、私女優辞めたほうがいいな』って思ったんです」と涙ながらに吐露。撮影を続けるうちに朝日の中で撮影しているスタッフたちを見て「私ここにいたい。映画の世界にいたいなって22年やってきて初めて心から思いました」と思いを新たにしたと語り、この作品に携われたことへの感謝を伝えた。
別のシーンでクランクアップを迎えた福士は、挑戦的な作品に対し不安もあったと話すが「大森監督が導いてくれて、自分の役者人生の糧となるような作品になったと思います」と感謝の思いを伝えつつ、撮影を無事に終えたことに安堵の表情で満面の笑みを見せた。それぞれのクランクアップコメントとともに挿し込まれたメイキング映像では、手首を縛られたまま水中撮影に挑む松本を捉えた様子や、琵琶湖で釣りをするシーンの福士、撮影中に大森監督と真剣に話し合いをする一幕など、過酷な撮影の中でも時に笑顔を見せながら臨んでいた現場の様子が映し出されている。
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