“お酢”が主役のBS松竹東急の番組『お酢きびと』(毎週木曜18:00~)に出演する筧美和子。家庭でもできるお酢を使ったレシピを実際に調理する「今日のお酢ながき」企画に挑んでいる。
そんな筧へ、収録の合間にインタビュー。自身とお酢の関わりや、30歳&本格役者デビュー10年を迎えての心境や抱負などを聞いた――。
○意外な組み合わせの感動が「最高潮」
――収録が進んでいますが、番組の感想はいかがですか?
気張ったザ・料理番組という感じではなく、簡単なレシピばかりですし、何より新発見のレシピをたくさん教えてもらったので、お酢の世界が広がっているなと楽しんで撮影しています。
――管理栄養士の関西真穂さんの考案したお酢メニューが相当攻めていて、驚かされます。
意外なものと意外なものの組み合わせでマッチしたときの感動が好きなのですが、今回はその最高潮ですね(笑)。なかなか自分じゃ見つけられないような新発見を頂きました。
――普段の生活に参考になる部分もありそうですか?
普段使わないものだったり、捨ててしまう食材の皮とかを使われていて、その発想が素敵ですし、そういうところにヒントがあるんだなと思いました。今までは捨てていたものも、ちょっと一旦考えてみようかなと思いました。
――お酢への印象も変わりましたか?
もともと好きなんですけど、こんなにも使い勝手がいいというのは、今回改めて実感してますね。
○DNA解析でお酢が合う体と判明
――小さい頃から、お酢は好きだったのですか?
物心ついた頃から、酸っぱいものが好きだったんです。ちゃんぽん麺にお酢かけるというところから、ほかの料理にもかけたら意外と合うのが分かって、いろんなものにかけるようになりました。
DNA解析をやったときに、私の体にお酢が合うから積極的に摂ってくださいと言われて、体が求めてたんだと思って(笑)。
――何か意外なものにお酢をかけた例を挙げると、何でしょう?
おみそ汁にキムチとお酢を後追いで入れて、ちょっとさっぱりしたい日にひとアレンジ加えるんです。夏場とか、食欲のない日とかにそれを食べています。皆さんのお口に合うか分からないですが、私は美味しくてスルスル食べてますね。
――お酢は美容にもいいと聞きます。
脂っこいものを食べるときに消化を助けてくれるというのを聞いたことはありますが、それと関係なく美味しくてかけてるんです(笑)。でも、リンゴ酢は最近健康のために取り入れました。外食してちょっと食べ過ぎた日とか、自力で消化が大変そうなときに、リンゴ酢をスプーン1杯摂るようにしています。
――先日、7年半ぶりの写真集を出版されましたが、お酢の美容効果は現われていますか?
そんなにボディメイクを主張した写真集ではないので、何とも言えないですね(笑)
本格役者デビュー10年「本当に幸せなこと」
――お酢をこよなく愛する“お酢きびと”として出演されていますが、ほかにこよなく愛するものはありますか?
ビールですね。種類はもちろん、飲むタイミングとか、場所とかで全然味が変わるので、すごく深いなと思って。普通に売ってるビールも買いますし、クラフトビールも結構いろんなものを飲んでます。今日の収録はいろんなものをピクルスにしたんですが、一緒にビール飲みたいなあって思っていました(笑)
――今年で30歳の節目を迎えられましたが、30代の抱負はいかがでしょうか。
何か大きな目標というよりも、身の回りのことから丁寧にやってみたいなと思っていたところなので、この番組で体も心も喜ぶレシピを教えてもらいましたし、生活とちゃんと向き合っていこうと思います。演技って、生活が基盤だなと思うんです。だから、そういうところに地に足をつけて過ごしていきたいなと。
――普段の生活が、演技に出てくるという感覚ですか?
すべての時間がつながっている感じがするんです。ちゃんと洗濯物を運ぶとか、ちゃんと洗い物をするとか、そういう日々の行動がつながるのではないかと思います。
――演技のお話がありましたが、『最高の離婚Special 2014』(フジテレビ)で本格役者デビューして10年の節目にもなります。
最初は手探りでありながら、夢中になってやってこられたという感じです。こんなに自分が熱量を持って挑戦できるものに出会えて10年やってこられて、本当に幸せなことだなと思います。
――役者業以外で今回のような番組に出演することもあり、マルチに活動されていますが、今後の展望はどのように考えていますか?
もちろんお芝居はもっと磨いて、いい役者さんになれるように、より頑張っていきたいと思います。でも、今回の番組とか、写真集とか、ラジオとか、お芝居以外のところでフッと余裕を持って楽しめる時間も増やしていけたらいいなと思いますね。
●筧美和子1994年3月6日生まれ、東京都出身。13年にリアリティ番組『テラスハウス』(フジテレビ)で注目を浴び、14年からファッション誌『JJ』の専属モデルを務める。