Omiaiが手掛けるマッチングアプリ「Omiai」は、「"外見・スペック情報"と"人となり"情報のバランス」に関する意識調査結果を5月26日に発表した。同調査は2025年3月に、過去3年以内にマッチングアプリを利用した20~39歳の男女664人を対象にインターネットを用いて行われた。
相手を「いいね」する時に、"人となり(人柄、その人らしさ)"は大事だと思うか聞いたところ、「はい」が86.4%にのぼった。
一方、「いいえ」はわずか9.3%と、ほとんどの人がプロフィールの段階から外見や条件だけでなく、その人の"らしさ"も見て判断したいと考えることがわかった。
相手から「いいね」をされる時に、"外見やスペック"と"人となり"のどちらに魅力を感じてほしいか尋ねたところ、"人となり"の内面重視派が約半数(44.3%)にもおよび、"外見やスペック"の外見重視派(23.6%)を上回る結果となった。
自らの"人となり"を尊重してほしいという意識が強い一方で、異性が「いいね」を送る際、"外見やスペック"を重視していると感じることはあるかの問いに「とても感じる」(35.4%)、「ある程度感じる」(54.8%)と9割以上のユーザーが「外見や条件で判断されている」と実感していることがわかった。
マッチングアプリにある情報および機能で、自分の"人となり"を表現しづらいと感じたことはあるか聞いたところ、「とても感じる」(35.4%)、「ある程度感じる」(53.2%)が9割近く(88.6%)にものぼった。
また、マッチングアプリで、"人となり"が伝わらず外見・スペックで判断されることがマッチングアプリ疲れの一因になっているかとの問いに、「とても関係している」(29.8%)、「ある程度関係している」(54.8%)が84.6%にのぼっており、"人となり"の表現が難しいと感じていることがマッチングアプリ疲れの主な原因ということが明らかとなった。
また、異性が「いいね」を送る際、「外見やスペック重視で見られていると感じたことがある」と回答した9割以上のユーザーににその理由を聞いたところ、「プロフィール情報では人となりがうまく伝わらないから」(43.6%)が最多という結果に。
この結果から、「"人となり"を見てほしい」という理想に反して、実際には外見やスペックで見られているという現実とのギャップがあり、「見ようとしていない」こと以上に、「見える情報がない」ことに原因があると読み取れ、マッチングアプリ上でのプロフィール設計などに改善の余地があることがわかったという。
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