NTTドコモ モバイル社会研究所は6月30日、「子どものケータイ利用に関する調査」の結果を発表した。同調査は2024年11月、全国の小学生および中学生とその親1,300組を対象に、訪問留置形式で実施した。
子どものスマホの利用料金は、「1,000円~3,000円未満」(56%)が最も多かった。「3,000円以上」(28%)、「1,000円未満」(16%)と続く。中学生の65%、小学生の82%が3,000円未満だった。
保護者に、料金に対する考えを聞くと、全体で「安いと思う」が17%、「普通だと思う」が62%、「高いと思う」が21%だった。
経年比較が可能な関東1都6県で、2019年からの子どものスマホ利用料金の推移を見ると、中学生のスマホ利用料金は、2019年では最も多かったのは「3,000円以上」だったが、2021年以降、「1,000円~3,000円」が最も多くなった。2024年では約6割を占めている。
小学生では、2021年に最も多い料金帯は「1,000円~3,000円」で5割弱だったが、2024年では同価格帯が5割強となった。
子どものスマホの利用料金に対する保護者の意識の推移では、中学生では利用料金の低価格化に伴い、2019年に比べ、2024年では「普通だと思う」が17ポイント増え、「高いと思う」が21ポイント減った。小学生と中学生の保護者の利用料金に対する意識は近くなってきている。
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