フックアップは、米Universal Audioが提供するDanteネットワークオーディオ製品「Apollo e1x」と「Apollo e2m」の販売を開始した。希望小売価格は、「Apollo e1x」が66,000円、「Apollo e2m」は82,500円。
「Apollo e1x」は、Danteネットワークに接続することで機能するシングルチャンネルのマイク/ラインプリアンプ。底面の5/8インチスレッドによりマイクスタンドへの取り付けも行え、複数台を一体化できるブラケットも付属している。オーディオインターフェイス「Apollo x16D」と組み合わせることで、API、Avalon、Manley、Neve、SSL、その他のUnisonマイクプリアンプとして動作し、UAD Consoleアプリでのコントロールが可能。「Apollo x16D」がなくても、任意のDanteネットワーク上でリモートコントロール可能なマイク/ラインプリアンプとしても稼働する。ステージ上の追加接続からFOH用測定マイク、あるいは演台用固定プリアンプまで、使用するDante対応インターフェイスに関わらず入力を拡張する際にも最適な仕様となっている。
主な仕様は以下の通り。
マイク/ライン入力:ダイナミックレンジ(120dB)、THD+N(-115dB)、ゲインレンジ(10~65dB)
レイテンシー(Danteデバイスレイテンシー):1ms、2ms、または5ms(Danteコントローラーで設定)
サポートするサンプルレート:44.1~96kHz
AES67のサポート(48kHz)とDanteデバイスロック:Danteコントローラーで設定
電源仕様 - PoE:4W(標準3W)
サイズは、W37×D158×H41mmで、質量は208g。本体のほか、先述の複数台を一体化するカップリングブラケットが付属する。
「Apollo e2m」は、同じくDanteネットワークに接続することで機能するステレオライン入出力を備えたオーディオインターフェイスとヘッドホンアンプを一体化した、パーソナルなモニター環境を構築するPoEデバイス。インイヤーモニター、オーバーイヤーヘッドホン、またはパワードモニターを接続することで、Danteネットワーク上でローカルフォールドバック(モニター返し)が行える。また、ステレオライン入力により、アンプエミュレーターやシンセサイザー、iPhoneやサンプラーといった再生デバイスなどのオーディオソースを瞬時にDanteネットワークに追加できる。モノラルの1/4インチジャック×2によるステレオライン入出力、1/4インチと1/8インチのヘッドホンアウトを装備(ヘッドホンアウトは並列で出力)。
PoEデザインにより、ステージ上やネットワークスタジオでケーブル接続を簡潔化できる。また、「Apollo e1x」との組み合わせで、Danteネットワーク用のI/Oソリューションを構築できる。
主な仕様は以下の通り。
マイク/ライン入力:ダイナミックレンジ(120dB)、THD+N(-115dB)
ライン/ヘッドホン出力:ダイナミックレンジ(120dB)、THD+N(-112dB/ヘッドホン)、THD+N(-109dB/ライン)
レイテンシー(アナログ to Dante/Dante to アナログ):1ms、2ms、または5ms(Danteコントローラーで設定)
サポートするサンプルレート:44.1~96kHz
AES67のサポート(48kHz)とDanteデバイスロック:Danteコントローラーで設定
電源仕様 - PoE:7W(標準5W)
サイズは、W120×D124×H48mmで、質量は493g。
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