8月15日公開の映画『雪風 YUKIKAZE』の完成披露上映会が9日、都内で行われ、田中麗奈、奥平大兼らが登場した。

太平洋戦争の激戦を戦い抜き、無傷で終戦を迎えた駆逐艦「雪風」の知られざる史実を背景に、太平洋戦争の渦中から戦後、さらに現代へと繋がる激動の時代を懸命に生き抜いた人々の姿を、壮大なスケールで描く。


劇中で主演の竹野内豊扮する艦長・寺澤一利の妻・志津を演じた田中。竹野内とは、本作が初共演となる。田中は「私は竹野内さんとご一緒のシーンしかなくて、やはり緊張して現場に入っていました」と撮影前は緊張したという。とはいえ、「竹野内さんから出ていらっしゃる温かい優しいオーラが本当にリラックスさせてくださいました」と竹野内の気遣いに感謝し、「実際に志津も久しぶりに帰ってきた夫に対して色んな思いが詰まっていたと思いますが、帰って来た時は穏やかに過ごして欲しい、普段の日常と変わらないように過ごして欲しいと演じてましたので、竹野内さんの空気感、現場の居方に救われ、素敵なシーンになったんじゃないかなと思います」と竹野内とのシーンに自信を覗かせた。

○若き水雷員を演じた奥平大兼

最年少(21歳)の奥平は、劇中で若き水雷員の井上壮太役を演じている。「やっぱり今回劇中に出てくる人間の中でも、井上壮太は若い方で、僕自身も下で最年少でした。やっぱり今の人間としてこの戦争、雪風のことを等身大の目線で見ようと努力しました」と奥平なりに意識して撮影に臨んだという。続けて「これを見てくださる方々の目線と井上の目線が近いと個人的に思い、これを見てくださる方が思うことを井上も思っていたと思うので、そこをしっかり自分の主観で見るようにしました」と振り返った。その奥平は、劇中で井上壮太役に加え、ナレーションを務めている。映画『雪風 YUKIKAZE』は、8月15日より全国公開。
編集部おすすめ