この連載では、住宅ローンにまつわる疑問・お悩みに、住宅ローンのプロである日本住宅ローン株式会社の担当者が答えます。今回取り上げるのは「共働きで子どもが2人、『フラット35』を選ぶメリット・デメリットは?」です。
○住宅ローンにまつわる疑問・お悩み「共働きで子どもが2人、『フラット35』のメリット・デメリットは?」
35歳、共働きで子どもが2人います。今後の教育費や家計の安定を考え、フラット35を検討していますが、私たちのような家庭がフラット35を選ぶメリット・デメリットを教えてください。
○日本住宅ローン株式会社の回答
フラット35の最大のメリットとして、「返済額が一定で、将来のライフプランを立てやすいこと」が挙げられます。金利上昇局面を迎えている今、変動金利を選択した場合は、当初想定していたよりも返済額が上昇する可能性があります。
フラット35の金利は変動金利よりも高いため、仮に変動金利が大きく上昇しなかった場合には、総返済額が変動金利の方がお得になる場合もあることが、デメリットとして挙げられます。
しかしながら、将来の金利上昇を心配することなく、返済額が一定であることは一番の安心材料とも言えます。
さらに、現在フラット35では、住宅性能や家族構成に応じた金利引下げ制度(ポイント制)をご利用いただくことができます。
例えば、ZEHかつ長期優良住宅でお子様が2人いらっしゃる場合は、6ポイント獲得できますので、当初5年間は-1.0%金利引下げ、10年目までは金利-0.5%金利引下げとなります。
この制度を活用することで、変動金利並みの低金利で当初お借入れいただくことが可能になります。実際に昨年より当社で全期間固定金利をご選択いただくお客様が大幅に増えているのが事実です。
○日本住宅ローン株式会社
日本住宅ローン株式会社は、日本を代表する大手ハウスメーカー4社と大手金融機関が共同で出資した住宅ローンを中心に取り扱う金融機関。全期間固定金利である【フラット35】を中心として、様々なローン商品を展開。