LINEヤフーは8月7日、「SNS型投資詐欺」に関するアンケート結果を発表した。調査は2025年8月5日、2,000人を対象にインターネットで行われた。

○SNS型投資詐欺の特徴とは

「SNS型投資詐欺」とは、インターネット上に著名人の名前・写真を悪用した嘘の投資広告や、「必ずもうかる投資方法を教える」といったメッセージからSNSに誘導し、投資に関するメッセージのやりとりを重ねて被害者を信用させ、最終的に「投資金」や「手数料」といった名目で金銭等を振り込ませるなどしてだまし取る詐欺のこと。投資に関するメッセージのやりとりが長期間に渡ったり、いわゆるサクラが投資の成功体験を投稿して見せたりすることで、最初は半信半疑だった人も徐々に信じてしまい被害につながってしまったケースもあるようだ。

SNS型投資詐欺の被害者の半数以上が50代以上と、比較的高齢の人が多く被害に遇っている。また、1件あたりの被害額が1,000万円以上と被害額が大きいのも特徴だ。
○投資詐欺と思われる情報を見かけたことがあるか

「特別な投資情報が得られる」「必ず値上がりする株を教える」といったいわゆる投資詐欺と思われる情報を見かけたことがある人は61%にのぼり、投資詐欺とみられる情報は広く出回っていることがわかわかった。

その情報を見かけた場所は、「インターネット広告」が最も多く、次いで「SNSの投稿」、「ネット掲示板」となった。
○「必ず値上がり」「元本保証」に注意

「特別な情報が得られれば絶対に利益が出る投資ができるかもしれない」と考える人は13%となったが、「必ず値上がりする」「元本保証」といったワードは投資詐欺である可能性が高く、十分注意が必要となる。
○「自分は引っかからない」と8割回答も過信は禁物

また、「自分は投資詐欺に引っかからない」と回答した人は78%にのぼったが、警察庁が2018年に行った「オレオレ詐欺被害者等調査」からは"自分は被害に遭わないと思っていた人の方が被害に遭いやすい"という傾向が見られ、過信しないことが重要だとわかる。
○家族と特殊詐欺について話題にしたことがあるか

帰省などで家族が集まった際に、投資詐欺などの特殊詐欺について話題にしたことがある人は36%にとどまる結果となった。
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