俳優の吉岡里帆と水上恒司がW主演を務める実写映画『九龍ジェネリックロマンス』(8月29日公開)の特別試写会が実施され、吉岡と水上が浴衣姿でイベントに登場した。

累計発行部数150万部を越える眉月じゅん氏による原作漫画を実写映画化した『九龍ジェネリックロマンス』の"納涼! 夕涼み"試写会が東京国際フォーラムホール D7にて開催され、主演を務める吉岡と水上が浴衣姿でイベントに登場した。


二人はこれが初共演となるが、吉岡について水上は「楽な道を決して選ばず、あえて自分がこれだと思う道を突き進む様は先輩として頼りになるし、素敵だなと思ってずっと見ていました」とリスペクト。吉岡も水上について「⻘年としての美しさや凛としている繊細な感じが印象的でしたが、一緒に撮影をしていくとどんどん頼りがいのある所を見せてくれた。年齢差はあるけれど前に進む原動力を与えてくれるような。初めは『私がお姉さんとして引っ張っていくぞ!』という気持ちで現場入りしたけれど、結果的には私の方が引っ張ってもらったと思います」と頼りがいある後輩だと称えてる。

作中、恋に悩む二人にちなんで、SNSに寄せられた恋のお悩み相談を実施。これに吉岡は「悩み相談は聞くけれど、その人がすでに答えを持っている事があるので、答えたところで『……違う』と切り捨てられないか心配です」と苦笑いし、水上も「確かに……。僕らの回答は話半分で聞いてください」と言うものの、いざ悩み相談が始まると想定外の盛り上がりを見せた。

鯨井令子(吉岡)の大好物として本作に登場するスイカにちなみ、大ヒットを祈願して夏の定番・スイカ割りに挑戦。水上はアイマスク装着で5回回転し、吉岡のアシストを頼りに「行きますよ!」と大きなスイカに見事一撃を喰らわせた。吉岡は「良い振り切りでした」と絶賛するも、クールな水上は割れたスイカを見て「普通に切って食べた方が美味しい」 と言い、吉岡から「そんな元も子もない事を言わないで!!」と笑顔を浮かべた。最後に水上は「本作はなかなかないミステリーラブロマンスになっているので、どなたでも楽しめるはずです」とアピール。吉岡は「映画を観れば、恋とは理屈ではないという気持ちになってもらえるはずです。
人を愛するのはその人が目の前にいるからこそできることで、好きな人がいる事、好きだと伝えるチャンスがある事は本当に素敵な事だと思います。映画の世界にどっぷり浸かっていただけたらと思います」と呼び掛けた。

(C)眉月じゅん/集英社・映画「九龍ジェネリックロマンス」製作委員会

【編集部MEMO】
『九龍ジェネリックロマンス』あらすじ
「私、九龍に恋をしている―――。」ノスタルジー溢れる街「九龍城砦(くーろんじょうさい)」の不動産屋で働く鯨井令子(くじらい れいこ)は先輩社員である工藤発(くどう はじめ)に心惹かれていた。その恋を自覚した令子は、1枚の写真から工藤にはかつて婚約者がいたことを知るのだが、その婚約者は自分と全く同じ姿だった。妖しくも美しい九龍の街で繰り広げられる日常。秘めた想いは密かな願いと成って、衝撃の真実を連れてくる。過去・現在・未来が交錯する中、恋が、全ての秘密を解き明かす。
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