俳優の竹野内豊が主演を務める映画『雪風 YUKIKAZE』(公開中)の興行収入が、公開3日間で3億円を突破した。また。
観客動員数は20万人を越えていることが明らかになった。

今から、80年前、平和な海が戦場だった時代、数々の激戦を最前線で戦い抜いた駆逐艦「雪風」は、僚艦が大破炎上していく中、絶えず不死身ともいえる戦いぶりを見せ、主力である甲型駆逐艦38隻のうち、ほぼ無傷で終戦を迎えたのは「雪風」ただ一艦のみだった。作品のタイトルは、この「雪風」からとられている。「雪風」は、常に戦場に留まると、沈没する僚艦から海に投げ出された仲間たちを救い、ともに帰還させた。作品は、その知られざる史実を背景に、太平洋戦争の渦中から戦後、さらに現代へと繋がる激動の時代を懸命に生き抜いた人々の姿を描き出す。

8月15日に全国の358館で劇場公開となった本作だが、公開3日間で観客動員数が232,999人、興行収入は314,592,580円を記録していることが明らかになった。全国で行われた先行上映分を含め累計興行収入は319,729,180円となり、10億円突破に向け好発進を切っている。公開前には、主演の竹野内豊による広島、福岡、名古屋、大阪、仙台、札幌での先行上映を実施。玉木宏、奥平大兼、田中麗奈、藤本隆宏、山内圭哉らが、日替わりで各地に応援参加した。実施した各都道府県の動員シェアも好調で、キャンペーンによる成果が現れているようだ。

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(C)2025 Yukikaze Partners.

【編集部MEMO】
山田敏久監督は、『空母いぶき』と『山本五十六』のほか、映画評論家・水野晴郎氏がマイク・ミズノ名義で監督した超名作『シベリア超特急』で助監督を務めていた。長編映画の監督は本作が初となる。
また、スーパーバイザーとして、『ローレライ』『戦国自衛隊1549』『亡国のイージス』などの作品で知られる福井晴敏氏が名を連ねている。
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