mitorizは8月25日、「アイス・かき氷に関する調査」の結果を発表した。調査は8月8日~10日、消費者購買行動データサービス「Point of Buy」の会員2,996名(平均年齢48.9歳)を対象に、インターネットで行われた。
「夏場(7月~9月頃)にアイス・かき氷を食べる頻度」を調査したところ、「週2~3回程度」(26.4%)が最も多く、次いで「週に1回程度」(20.9%)、「週に4~5回程度」(13.6%)と続いた。「ほぼ毎日(週6回以上)」と回答した人も11.4%存在しており、“週1回以上の頻度で食べている人”の割合は全体の72.3%を占めた。
また、アイスとかき氷のどちらをよく食べるかと尋ねたところ、「アイスクリーム」(58.3%)が、「かき氷(コンビニやスーパーの氷系カップアイスを含む)」(11.6%)を大きく上回り、若い世代ほど「アイスクリーム」の比率が高い傾向に。
一方、「両方同じくらい食べる」と「かき氷」は年齢が上がるほど高い傾向が顕著に見られ、中でも「かき氷」は20代以下が6.8%に対し、60代以上では16.9%と2倍以上の差が見受けられた。なお、「全く食べない」と回答した人は3.5%だった。
次に、アイスやかき氷を購入する際に重視するポイントを教えてもらったところ、「味」(68.4%)と「価格」(58.8%)に回答が集中。若年層ほどコストパフォーマンスを、40代以上では“おいしさ”をより重視する傾向にあるよう。
○コンビニやスーパーなら200円未満が7割
また、アイスとかき氷に払ってもよいと思う金額を聞くと、コンビニやスーパーで購入する際には「100~149円」(34.8%)や「150~199円」(26.1%)が多く、「100円未満」(8.2%)も加えると、199円以下と回答した人は69.1%。7割近くの人が200円未満を妥当な価格帯と捉えていることが明らかに。
○外食なら20代以下の27%が「1000円以上」を許容
一方、外食で「かき氷」を食べるなら「400~599円」(21.0%)、「800~999円」(15.6%)、「400円未満」(15.4%)が上位となり、「外ではかき氷を食べない」(13.8%)という回答も同水準であることから、かき氷に対する支出意識や外食時の消費行動には個人差が大きく、価格への許容度や外食におけるニーズの多様さがうかがえた。
年代別にみると、20代以下では「1,000円以上」を許容する回答が26.6%にのぼり、他の年代よりも高い傾向に。「1,500円以上」の回答も6.2%に達しており、20代以下は外食でのかき氷に一定の付加価値を見出しているよう。