ロビーが運営する「LOBBY」は、「子育て世代の家事の実情に関する調査」の結果を9月3日に発表した。同調査は2025年8月7日~8月8日の期間、共働きで子育て中の20代~40代の男女330人を対象にインターネットを用いて行われた。
家庭で現在、1日にどのくらいの時間を家事に費やしているか尋ねたところ、1位が「2時間以上~3時間未満」で35.8%、2位が「1時間以上~2時間未満」で31.2%、3位が「1時間未満」で12.4%という結果になった。
「2時間以上」という回答を合計すると回答率55%を超える形となり、この結果から、20代~40代の共働きで子育て家庭の55%以上が現在、1日に少なくとも「2時間以上」の時間を家事に費やしていることが明らかになった。
また、家庭で現在、家事をどのように分担しているか聞いたところ、1位が「妻が多めに担当」で38.2%、2位が「夫婦ほぼ半々」で28.2%、3位が「妻がほぼ全て担当」で24.8%という結果になった。
パートナーが行っている日々の家事や現在の家事分担の満足度を尋ねたところ、1位が「ある程度満足」で33.6%、2位が「満足」で20.9%、3位が「少し不満」で18.2%という結果になった。
1位と2位の結果は「ある程度満足」と「満足」という形になったものの3位に「少し不満」がきており、3位の回答と「不満」(9.7%)および「大いに不満」(7.0%)という回答を合計すると回答率約35%となり、この結果から、共働きで子育て中の20代~40代男女の約35%が、パートナーが行っている日々の家事や現在の家事分担に少なからず不満を抱えていることが判明した。
また、パートナーが行う日々の家事や家事分担に満足している(ある程度満足、満足、大いに満足)と回答した人を対象に、満足している理由を聞いたところ、1位が「相手が主体的に家事を行ってくれるから」で33.5%、2位が「家事の分担について十分に話し合い、納得できているから」で25.6%、3位が「家事のやり方や質について不満がないから」で22.3%という結果になった。
次に、パートナーが行う日々の家事や家事分担に不満がある(少し不満、不満、大いに不満)と回答した人を対象に、不満を感じる理由を尋ねたところ、1位が「家事の負担が一方に偏っているから」で59.1%、2位が「相手が主体的に家事を行ってくれないから」で41.7%、3位が「家事のクオリティが低いから」で26.1%という結果になった。
現在家事に費やしている時間がすべて自由に使えるとしたら、何をやりたいか聞いたところ、1位が「体を休める・睡眠をとる」で28.8%、2位が「趣味や好きなことに没頭する」で24.8%、3位が「子どもとゆっくり過ごす」で21.2%という結果になった。
この結果から、共働きで子育て中の20代~40代の男女が、現在家事に費やしている時間をすべて自由に使えるとしたらやりたいこと、トップは「体を休める・睡眠をとること」であることが明らかになった。